自転車大国オランダで、小学生よりも遅い自転車を160ユーロで購入しました


オランダに来る前から、5万円くらいのクロスバイクがほしいな〜と思っていたのですが、バイクに詳しい方に「せっかく自転車大国のオランダに行くのだから、向こうに行ってからクロスバイクを買ったら?」とアドバイスしていただき、オランダに着いたらかっこいい自転車を買おう!と思っていました。

みんな自転車で移動してる…

そして、オランダに来たら自転車だらけで驚きました。みんな自転車に乗ってる…。

自転車専用の道路

オランダは、自動車用道路、歩行者道以外に、自転車専用の道路があります。
この道をうっかり歩きスマホとかしながら歩いていると、怒られます。

いま住んでいる北アムステルダムからアムステルダム駅に行くのも、近所のスーパーに行くのも、自転車がないとちょっと不便。
ということで、かっこいいバイクじゃなくてもいいから、とりあえずオランダっぽい自転車を買おう!と自転車屋さんを探すことにしました。

自転車屋さん探し

こういうのがほしいなーと思ってました

クロスバイクみたいに本格派な自転車をどこで買ったらいいかわからないのと、とにかく自転車がほしかったので(バスがちょっと高い)、50〜100ユーロくらいで、オランダっぽい自転車を買いたいなーと最初は思っていました。

アムステルダムのVodafoneでSIMを購入するついでに店員さんに、「このあたりに自転車屋さんはありますか?」と聞き、最寄りの自転車屋さんへ。Vodafoneのお兄さんは、わざわざネットで探してくれました…。

Vodafoneの店員さんに教えてもらった自転車屋さん

がっしりしたママチャリばかりすすめられる

繰り返しますが、イメージは↓みたいな自転車でした。

でもこのお店のおじちゃんは、「Good! Good! Good bike!」と言いながらやたら丈夫そうなママチャリを勧めてきます。しかも高い。300とか400ユーロ。完全に予算オーバー。

色々店内を見て回ったのですが、安くてかわいいなとおもう自転車を見つける度に「それは男用だ」「その自転車は大きすぎる。足が届かない」など、店員のおじさんにダメ出しされ、なかなか見つからない。

「せっかく買うんだからいい自転車にすべきだ。これはどう?280ユーロならいいんじゃない?」と、またもやがっしりしたママチャリを勧めてくるおじさん。感覚が麻痺してきて、「まあ、いいか…グッドってしきりに言ってるし」と、購入することに。

自転車はよく盗難に遭う

ただ、購入を決めた後に、今度は「オランダは自転車がよく盗まれるから、良いチェーンをつけたほうがいい」とまた40ユーロくらいのチェーンを勧められ、「そんなに盗まれるんなら、もっと安いのにするよ!」と再検討することに。

たくさん探したので、気に入ってます

店内を探し回って、160ユーロのこの自転車で落ち着きました。

かわいいベルを買おうとしたら…

店内には、チェーンの他にベルも売っていました。

これをじーっと見てたら、「おい、マリコ!」と話しかけられ(名前おしえた)、「これは高い。こっちのほうが安い。グッド、チープ!グッド、チープ!」と1ユーロくらいの無機質な普通のベルを持ってきてくれました。いや、ベルより自転車本体がもっと安いのが良かったな…と思いながらもミッフィーベルは諦め、1ユーロのベルも購入。

自転車があると快適!

さっそく自転車に乗って帰宅することに。SIMカードも買ったので、家に帰るまでのルートもばっちりです。
でも、地図をよく見ると、川を渡ってる。どうやらフェリーに乗るようです。
せっかくバス代の節約のために自転車買ったのに、これじゃあ意味ないよ〜と残念な気持ちになりながら、フェリー乗り場へ。

2〜3分間隔で運行している無料のフェリー

なんとフェリーは無料でした。
2〜3分間隔で運行されていて、毎回たくさんの人が利用しています。フェリーに乗ると、向こう岸まで2分ほどで着きます。

フェリーを渡ってから家に帰るまでの自転車道です。
自然が綺麗で、15分ほど自転車をこぐのですが本当に癒やされます。

家の近くには風車も。

快適な自転車ライフをおくっていますが…

自転車は基本的に快適で、白いこの自転車も大変気に入っているのですが、「もしかしたら物凄く遅いのでは?」という疑惑が出てきています。

家の前の公園に自転車をとめています

自転車で走っていると、やたら人に抜かされるんですね。「オランダ人は自転車好きなだけあってきっと速いんだな」と最初は思っていたのですが、このあいだ、小学生くらいの少年にも追い抜かれました

前を走っている人をみると、ペダルを踏むスピードは私と同じくらいなのに、明らかに私は遅い…。

まとめ

それでもけっこうこの自転車を気に入っているので、当分は愛用します。
周りの人を見てみると、超ぼろい自転車に乗っている人もいれば、見たこともない自転車に乗っている人もいるので、かっこいい自転車を販売しているお店も探索したいと思います。


ABOUTこの記事をかいた人

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。