Freelance Journal フリーランス ジャーナル

オランダの図書館で怒られた話

アムステルダム中央駅にはとても大きくて綺麗な図書館があって、wifiも使えるのでたまに作業していました。

図書館の最上階にはフードコートみたいなものもあって、小腹が空いたらご飯を食べることもできます。

オランダには珍しく夜遅くまで開いているんので、私はよく閉館時間ぎりぎりまで作業をしていました。

ある日も、図書館が閉まる5分前になっても片付けせずにキーボードを叩いていました。すると、図書館の人が私に近寄ってきて、「あなたが閉館時間ギリギリまで作業することで、私たちは残業しないといけないんだけど?」と言い放ちました。わたしこの言葉が忘れられないんですよね。

日本人は時間に厳格と言われるけれど、私はそんなことはないと思う」と、あるオランダ人に言われたこともあります。確かに、多くの日本人は始まりの時間には遅れないけれど、無償の残業はします。これも時間を守れていないということですよね。終わりの時間を…。

日本だったら、お客さんにこんな説教するなんてありえないので言われることはないけれど、私が長居することで飲食系のサービス業の人たちはもしかしたら無償残業することになっているかもしれません。

その一件以来、どこか外で作業するときは、その場が閉まる前に早めに作業を切り上げてお店を出るよう心がけるようになりました。日本人はなかなかこういうことはハッキリ言わないので、オランダに住んでみてよかったなーと実感した出来事の一つでした。