初めて転職した際に、「これは大変な作業だ」と痛感したのが職務経歴書の作成でした。これまでの自分の仕事を洗い出し、アピールポイントを見つけ出して書いていくという作業です。私は転職回数が多く、社会人になってから7年の間に3回転職をしています。だいたい2年に1度のペースで転職していたのでその度に職務経歴書をアップデートしていましたが、初めて書いた時はとても大変でした。特に、外資系企業を受ける際に英文の職務経歴書が必要、と言われ作った時は、気が遠くなる思いでした。
職務経歴書を定期的にアップデートした方が良い理由
定期的なアップデートをおすすめする第一の理由は、いざ「転職活動をしよう!」と思い立った際にすぐ行動できるようにするためです。過去の自分の仕事を思い出し、書き出していく作業はけっこう大変です。振り返ってみると1年だけでも色々な仕事をしていますし、思い出すのに時間がかかるような仕事もあるでしょう。忙しい職場の場合、仕事終わりの平日や休日に、ゼロから書き上げるのは負担になるため、せっかく良い話があっても「やっぱりいいや」という気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。また、フリーランスになっても、もしかしたらまた企業勤めをすることもあるかもしれないので、独立しても可能であればアップデートしたいところです。
また、職務経歴書は自分が何をしてきたか、成長しているかの客観的な記録にもなります。日々仕事をしていると、目の前の業務に追われてしまい長期的な視野で自分がこれから経験していきたいことについて考えるのを疎かにしがちです。自分の仕事を振り返って、これからの自分のために何に注力したほうが良いのか考えることが大切ではないでしょうか。
職務経歴書の作成時に活用したいこと、気をつけたいこと
職務経歴書の基本的な書き方に関しては、ネット上の記事や書籍で、すでに多く書かれているので、ここでは私が作成時に気をつけたことや、役立ったサービス・記事をご紹介します。
まず、自分の経歴を分かりやすくアピールするために、フォーマットの見やすさや書き方に注意をしました。ネットで関連記事を見る、書籍を購入するなどして、基本的な形を作ったら、転職エージェントに登録してエージェントにチェックしてもらったり、友人・家族にもチェックをしてもらいました。英文の職務経歴書も、ネットでの関連記事と友人や転職エージェントのフィードバックを中心に作成しましたが、テンプレートで一番分かりやすかったのは「英文履歴書の書き方」でした。この記事、すごく分かりやすくておすすめです。
転職エージェントは、リクルート、パソナなど色々あります。サービスを利用する前は、比較・ランキングサイトで各社の強みや実際に利用した方の口コミをチェックすることをおすすめします。比較サイトでおすすめは人材紹介会社ランキングです。各社の比較が分かりやすく充実しており、口コミも信ぴょう性があります。
海外展開に力をいれている会社や外資系の会社に転職したい場合は、ロバート・ウォルターズやenワールドの評判が私の周りだと良く、私も実際に登録をしました。あとは、Linkedinへの登録も必須です。国内の求人サイトは求人が被っていることがありますが、Linkedinは他のサイトにはない求人が多い印象です。
転機はいつくるかわからない
フリーランスになったら職務経歴書を使用する機会はなくなるだろうと思っていたのですが、先日、友人経由である求人を紹介してもらいました。フリーランスになったばかりですし、フリーランスの働き方が会社勤めよりもずっと自分には向いていると思うのですが、ビジネス英語をもっと強化したいという課題や、海外で働きたいという希望があるので、もしそれが叶うのであれば会社勤めに戻りたいとも考えています。ゼロから経歴書を書くのは大変ですが、ある程度つくっていたためすぐに提出でき、作っておいて良かったと思いました。
このように、転機のチャンスはいつ来るかわからないです。これまでも、転職する気はなくても知り合いから話を聞いて、「転職してみようかな」と思ったこともありました。その際に、すぐ動けるために準備しておくことは大切です。
ちなみに、外資系の場合、職務経歴書はどうにかなっても問題は面接です。外資系企業に勤める友人や、MBAに受かった友人のおすすめはスキマトークとEnglishtown。Englishtownは以前利用したことがあり、講師の人にじっくり色々と質問できて良かったです。
職務経歴書だけではなく、英語も何かしら機会を作って慣れておけば、イザという時に役立つのだろうなと思います。