2020年1月から4月にかけてオランダ企業に取材し、Forbes JAPANとWORK MILLに記事を掲載していただきました。
Forbes JAPAN オランダで芽吹く未来の種
『世界を平等につなぐ「透明なコーヒー」づくり TYPICA山田彩音』
オランダで個人事業主として活動する、TYPICA山田彩音さんへのインタビューです。
2019年11月にオランダ・アムステルダムでコーヒー生豆のプラットフォーム事業を創業。サイトからただコーヒー生豆を注文するだけではなく、精製方法や品種、標高、周辺環境などのデータや、生産者の想いやビジョン、サステナビリティに向けての取り組みなど詳細な情報を掲載し、生産者と日本のロースターを直接つなぎます。
WORK MILL オランダレポートシリーズ
『水道水を飲んでSDGsに貢献。タップウォーターカンパニ ー KRNWTR(カランウォーター)』
ペットボトルに入った水がどこから、どれくらいのコストをかけて運ばれてくるか考えたことはあるでしょうか?私はオランダにくるまで、まったく考えたことがありませんでした。このことについて考えるきっかけをくれたのは、オランダのタップウォーターカンパニー KRNWTR(カランウォーター)です。タップ・ウォーターとは水道水のことで、カランウォーターは水道水をブランディングすることで利益を得ているユニークな会社です。その企業姿勢からは、いま話題のSDGsへの取り組みだけではなく、社会の一員として働く私たち自身も多くのことを学ぶことができます。
『デザインは敗北しない。エンド・オブ・ライフまで設計する新しい価値観とは』
EUは経済成長戦略の一つとして、サーキュラー・エコノミー(循環型社会)の実現を掲げています。文化や社会の違いもあるので、日本ですぐに同じことを取り入れることはできないかもしれませんが、私たちが働き方を考える上でも参考になるアイデアが数多くあります。本記事では、サーキュラー・エコノミー(循環型社会)について解説した上で、実際に循環型社会の実現に向けて企業人として行動するオランダ人、Rick Passenier(リック・パッセニア)さんの事業や働き方についてレポートしました。
『100年引き継がれる想い。社会資本を共有するコワーキングスペース ― Meet Berlage(ミート・ベルラーへ)』
アムステルダム中央駅の正面に位置するコワーキングスペース、Meet Berlage(ミート・ベルラーへ)は旧アムステルダム証券取引所のBeurs van Berlage(ブールス・ファン・ベルラーヘ)の一角を間借りして運営されています。1896年から1903年に建設され、100年以上の歴史を持つ建物です。コワーキング事業は2013年にスタートし、2016年にHans Huijsmans(ハンス・ハウスマンズ)氏が事業を継承。人々が持つ資産、アイデア、思想を持ち寄り、ゆるく心地よいコミュニティを形成しています。
このコワーキングスペースには、建築家であるHendrik Petrus Berlage(ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘ)が掲げた「社会的な資産を独り占めしない」という思想が根付いていました。利用者同士をつなげる工夫や、実際に生まれた人々のつながりについてハンス氏に話をうかがいました。
『ミュージアム兼シェアオフィス。ファッション業界のイノベーターを育てるプラットフォームとは?』
アムステルダムの中心地にユニークなシェアオフィスがあります。入居するのはファッション関係の組織のみ。さらに建物の地下〜2階まではミュージアムになっており、一般消費者がファッションの歴史や現状、課題、最新テクノロジーや素材について学ぶことができます。
FASHION FOR GOOD(ファッション・フォー・グッド)は、持続可能なファッションを掲げ2017年に設立された株式会社です。シェアオフィスとしてただ「働く場所」を提供するだけではなく、同じ理念を持ったスタートアップ、ブランド、消費者、投資家をつなげ、業界を変革するための様々な支援活動を行なっています。その企業姿勢からは、消費者としても企業人としてもインスパイアされるものがあります。本記事では、ファッション・フォー・グッドが提供する起業家支援プログラム、消費者に推奨するブランドとの接し方やこれからの「消費の在り方」をレポートします。