2016年2月の読書記録

2016年2月の読書記録

2016年3月22日
読書

3月も後半に差し掛かっていますが、先月読んだ本についてまとめます。 2月に読んだ本 2月は「Webデザインを学び直そう」がテーマだったので、Webデザインや配色に関する本を中心に読みました。ここ数年、きちんと本を読む時間を設けていなかったので、改めてWebデザインや配色についてじっくりと書籍を読んで勉強し直せてとても良かったです。まだ1度読んだだけの本もありますし、身になっていない点も多いので3・4月に再読をしたいと思います。 Webデザインに関する書籍 Webデザインの見本帳 実例で学ぶ最新のスタイルとセオリー 森本友理、ラナデザインアソシエイツ、福岡陽、ラナエクストラクティブ、宇野雄 (著)、境祐司 (監修) ¥ 2,700 ジャンル:Webデザイン 「テキスト・タイポグラフィ」、「レイアウト」、「色と余白」、「グラフィック・写真」、「最新のWebページデザイン」の5つのテーマでWebサイトの事例を紹介しています。紹介されているサイトはどれも素敵で、ぱらぱらとめくって見れる点が良いです。Webデザインを集めたサイトも多くありますが、現役で活躍しているデザイナーの方々が厳選したサイトなので、勉強になります。 現場のプロが教えるWebデザイン&レイアウトの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール3 佐々木智也、佐藤ねじ、貫井伸隆、橋本和宏、福岡陽、森本友理、山田晃輔(著)、面白法人カヤック(監修) ¥ 2,160 ジャンル:Webデザイン 一度読んで、すごく良かったので後輩にあげてしまった本。また買い直して再読しました。「レイアウト&配色」「UX&UI」「グラフィック&タイポグラフィ」「エフェクト&リッチメディア」の4章に分けてWebデザインの最新トレンド(2014年時)を解説しています。発売から1年半経っていますが、基本的な知識をおさらいしたかったので良かったです。今月、自分の勉強テーマだった「レイアウト&配色」を特によく読みました。こちらの本も事例が多く載っている点が良いです。 配色&カラーデザイン

スティーブ・ジョブズの伝記

2016年2月28日
読書

ここ最近、今さらですがスティーブ・ジョブズの伝記を読んでいます。昨年末に映画の『スティーブ・ジョブズ』を観たのがきっかけで、もっと本でじっくりジョブズの生涯を追ってみたいと思い、上下巻を購入しました。 スティーブ・ジョブズ ¥400(レンタル) 常に既成の枠組みを打ち破り、理想を求め続けたスティーブ・ジョブズ。人と違う考え方を貫き、周りの人全てを敵に回した<反逆児>が、どうやって、世界中の人に愛されるデバイスを創ったのか。“世界を変えた”天才の半生を描いた作品。 ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1 ウォルター・アイザックソン ¥1,080 ジョブズ本人が「僕の伝記を書いてくれ」と依頼し、アップル創設の経緯からiPhone iPadの誕生秘話、そして引退までを描いた伝記。ジョブズ本人の他、彼の人生で関わりが深い人達に細かく取材している。 Web制作会社に勤めていた時、上司・先輩、知り合いの会社の人はみんなAppleが大好きで、発表会の日は寝不足、新商品発売の日は有給を取り、ジョブズが亡くなった時は店舗の前にリンゴや花束を置きに行っていた人もいたほどです。伝記が発売した時もみんなすぐ買っていました。そんな中にいたのに「これがカリスマか〜」くらいにしか思っておらず、発売から4年近く経ってようやく書籍を購入しました。最近は漫画も出ていて、ちょうど安くなっていたので2冊買っちゃいました。ヤマザキマリさんの『スティーブ・ジョブズ』と、うめ(小沢高広・妹尾朝子)さんの『スティーブズ』。ヤマザキマリさんの漫画は伝記の『スティーブ・ジョブズ』をそのまま漫画にしているようです。テルマエ・ロマエやプリニウスと同じで、作中の静かなギャグが最高です(スティーブのお父さんを「モンスターペアレンツの先駆けか」と一コマ漫画で描いているとことか)。 伝記はかなりボリューミーな上に登場人物も多くて誰が誰だかわからなくなるなので、漫画で一緒に追いながら読むと場面が思い浮かぶのでおすすめです。 伝記と一緒に読むと面白い スティーブ・ジョブズ(1) ウォルター・アイザックソン (著), ヤマザキマリ (著) ¥270

2016年1月の読書記録

2016年2月1日
日記, 読書

フリーランスになってから読書時間がかなり増えました。自分自身の仕事の質を高めるためにも、教養のためにも、今年は年間80冊を読むことを目標としています。ほぼ日記のような記事なのですが、読んだ本と感想を簡単にまとめます。 1月に読んだ本 仕事に関する本 なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉 筒井 美希 ¥ 2,160 ジャンル:デザイン デザインに関するおすすめ本としてよく紹介されています。図解がとても分かりやすいです。今年の目標のひとつが自分でサイトをいつか制作することなのですが、改めてWebデザインについて考える際とても参考になりました。 今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀 仲山 進也 ¥ 1,512 ジャンル:ビジネス・経済 大人気漫画『ジャイアントキリング』を題材にしたチームビルディングの解説書。良いチームを作るためにどんな段階を踏めばよいのかが分かりやすく説明されています。ジャイキリを読んでいなくても楽しめます。 フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す! 元国税調査官のウラ技

ジャイアントキリングから考えるチーム作り

2016年1月4日
読書

「今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則ー『ジャイアントキリング』の流儀」を読了しました。本書は大人気サッカー漫画「ジャイアントキリング」を題材に、著者であり楽天大学学長の仲山進也さんが自身の経験から得た「チームビルディング」について分かりやすく解説したビジネス書です。ジャイアントキリングを読んでいなくとも(サッカーファンでなくとも)楽しめる一冊です。また、ジャイアントキリングを既に読んでいる方にとっては、「チームビルディング」の視点で読めて新たな発見があります。私は本書を読みながらアニメを全話観て、さらに気になって漫画まで買ってしまいましたが、チームビルディングの視点で読み返してみると、やはり作品を読む視点が変わります。 今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則ー『ジャイアントキリング』の流儀 ちなみに、楽天大学とは、楽天市場に出店する店舗の方々に向け、「フレームワーク(考える仕組み)を提供する」というコンセプトで設立されたサービスです。 ジャイアントキリングとは ジャイアントキリングという言葉はサッカースラングで「大金星」「大番狂わせ」を指します。弱小チームが強豪チームに勝つことをいいますが、本書では「まわりの期待値を超える成果を生み出すこと」と定義しています。「本書のトリセツ」と書かれた冒頭部分では「こんな悩みをお持ちの方へ」というチェック項目があるのですが、今まで所属してたどの職場でも「ああ〜あったなぁ」と頷けるものばかり…これにチェックが入っているうちは、「チーム」ではなくて「グループ」。ほとんどの会社が、これに該当するのでは!?とすら思ってしまいます。 チーム成長の法則 本書では、チームが成長する時期を4つのステージに分けています。新たなプロジェクトが始まった時や新しいメンバーが入った時など、人が集まった「フォーミング(形成期)」、各自が自己主張を始める「ストーミング(混乱期)」、ビジョンや規範が共有されパフォーマンスが上がる「ノーミング(規範期)」、チームのメンバーが阿吽の呼吸で動き、伝説になりそうな大きな成果も期待できる「トランスフォーミング(変態期)」です。自分のことに当てはめて考えると、王と一緒に事業を初めて3ヶ月…今は色々意見を出し合っている「ストーミング」の時期かなと思います。 ネガティブ発言はせずに、お互いの強みを活かす 4つのステージをスムーズに昇っていくためにマスターしたい視点・技術として、本書では「チームワーク7つの力」を提唱しています。なかでも、ストーミングステージの時に意識したいのが「1.1力」と「凸凹力」で、個人的にもこれから意識していきたいなと思う視点でした。 「1.1力」とは相手の自己重要感を高めて、普通の状態よりちょっとポジティブにする力です。否定の意味が込められた「なんで◯◯したの?」という言葉を禁止して(これ耳が痛かったです)、「どうして出来たの?」というように、できるだけポジティブな理由を問うようにしよう、と提案しています。また、この他にも、「声をかける」「受け入れる」「相手をよく見る」「意味を与える」の4点があります。コミュニケーションの基本かもしれませんが、自分がどの立場にいても大切なことなので、改めて意識して実行していきたいです。 「凸凹力」とは、自分の強みを発揮して成長し続ける力のことを指します。凸は強みで、凹は弱み。凹も含まれている理由は、「自分の凹は誰かの凸を活かすためにあるから」だそうです。これは新鮮な視点でした。 自分の強みを見つけよう。Strength Finder ただ、転職や就職の面接などでもよく聞かれますが、自分の強みと弱みを改めて考えてみると、なかなか答えられなかったりします。そこで、強みを発見するために有効なのが「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」です。本についているコードを入力し、webから40分ほどのテストを受けると自分の強みトップ5が出てきます。研修で2年ほど前に受け、同じ部署の人たちとワークショップもしたのですが、意外な一面が見れてお互いをよく知るきっかけになりました。私は仲の良い人、仕事上で関わりが深い人にはプレゼントして結果を共有しあっています。今まで5人くらいの人にプレゼントしました。私の強みはポジティブ、最上志向、社交性、コミュニケーション、包含です。一緒に事業をやっている王と一つもかぶらないので、きっと良いコンビのはず。 自分たちの成長ステージに合わせて、チーム作りのヒントが沢山詰まった一冊です。折にふれて読み返してみたいと思います。

ストーリーへの共感と消費

「ぼくらの仮説が世界をつくる」を読了しました。「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」などの大ヒット漫画を育てた著者の佐渡島さんが、編集者・経営者として考えてきたことをまとめた一冊です。書籍の冒頭に「世界は、誰かが思い描いた「仮説」でできています」とあるように、仮説に対する考え方や、作家さんに対する想い、これまでの業界を自分たちは変えていくんだ、という強い想いが伝わってきます。テンポよく、情熱的で、あっと言う間に読み終えてしまいました。 仮説の立て方や常識にとらわれない思考、インターネット時代の編集のありかたや、起業家としてのマインドなど、色々なテーマがあって、どれもとても興味深いのですが、その中でも「ストーリーに共感するから、モノがほしい」というインターネット時代の消費について書きたいと思います。 質・安さを求める消費からストーリーに共感する消費へ 本書の第二章には、「モノと質とデザインと安さ」を兼ね揃えた商品が求められるこれまでの消費と、「背景にあるストーリーに共感するからモノが欲しい」という2010年代の消費について描かれています。これは本当にその通りで、楽天に在籍していた際にケーススタディとしてよく社内でも紹介されていました。私は決済の部署にいたため、実際に楽天市場に出店する店舗の方々とお話する機会は少なかったのですが、楽天大学学長の仲山進也さんの「あの会社はなぜ「違い」を生み出し続けられるのか」では、「手元に届かない花火、2000万円分が5日で完売した理由」「7000個のベーグルが3日間で完売」など、面白い事例が数多く紹介されています。 個人的にも、今年は特に誰かの話に共感してサービスを購入したことが多かったように感じます。「これ良いんですよ」というご近所同士での口コミ購入が、インターネットによってさらに促進されているという印象です。 たくさんのストーリーが込められたベトナムのアクセサリー 先日、Phuhiep(フーヒップ)というベトナム女性の自立支援を行うために生まれたブランドのアクセサリーを購入しました。商品自体もとても可愛くて大好きなのですが、創業者の方の志や、商品・関わる人を大切にしていこうという想いは本当にすごいなぁと思います。ピアスを一つ買っただけですが、Phuhiepのブランドストーリーが説明されたベトナムのポストカードとメッセージも丁寧に同封されて、本当に事業と商品を大切にしているんだなと感じました。リアルでの買い物でも、オンラインの買い物でも、本当にたくさんのアクセサリーがありますが、何かストーリーが込められたもののほうが私は欲しいと感じますし、大切にできるのではと思います。 誰かの想いを皆で叶える、クラウドファンディング クラウドファンディングも、ここ数年で広まった新しいサービス(消費)のスタイルです。今まで、存在は知っていても参加したことがなかったのですが、今年は「11民族が暮らすバングラデシュの村で子どもたちと映画を作りたい」と「インターネットに助けを求める子どもを安全に支援団体と繋ぎたい」の2つのプロジェクトを応援しました。どちらも「こども」や「教育」に関わることなのですが、強い志があって、応援しようという気持ちになります。前者のプロジェクトは無事、目標金額を達成し、後者のプロジェクトはまだ募集期間中ですので、興味のある方は是非ページを読んでみてください。 漫画から生まれたアクセサリー 「ぼくらの仮説が世界をつくる」でも紹介されていた宇宙兄弟のキャラクター北村絵名のヘアピンもストーリーを持つアクセサリーです。作中で、絵名が宇宙に飛び立つ前に彼女の妹がプレゼントしたというもので、「これをつけると気持ちがピシっとする」という漫画のセリフを台紙の中にも添えてあります。 宇宙兄弟の作者・小山宙哉さんの公式サイトでは、他にも「はやぶさのピアス」や限定のフィギアなど、他のアーティストとコラボした商品が、作り手の想いとともに紹介されています。私はヘアピンもピアスも買ってしまいました。 これからの世界への仮説 良い仮説を立てるためには本質を見極め常識を打ち破る視点が必要です。本書ではそれを「宇宙人視点」と呼び、「宇宙人だったらどう考えるだろう?」ということを書いています。「何が変わっているか」をきちんと見極めるのと同時に、「なにが変わらないのか」を把握しておくことも大切、という言葉も印象的でした。また「先に情報を仕入れてから仮説を立てても、前例を元に立てられたものなので前例以上のものはできない。だから、仮説を立ててから情報を仕入れる」という点はなるほどと思い、とても共感できました。佐渡島さんや、本書で紹介されている起業家の方々のような大胆な仮説は立てられないのですが、もっと世界のインフラが整えば、Phuhiep(フーヒップ)のように、生まれた環境が貧しくても先進国と仕事ができて生活や教育の質が向上していくのではと思います。また、近い未来で働き方がもっと柔軟になり、会社に所属せずにプロジェクト単位で仕事をしていく人も増えていくのではないでしょうか。仮説というよりは、こうなったらいいなという個人的な希望に近いところもありますが…。元々のテーマから広がってしまったかもしれませんが、新しい知見が広がるだけではなく、色々なことを考えるきっかけにもなる一冊だと思います。