意外と知られてない?フリーランス・個人事業主が開業届を出すメリット

体調が良くなってきたので、月曜日に自転車に乗って移民局に行ってきました。
これから外務省や大使館、移民局、商工会議所などに行って個人事業開業の手続きをするのですが、デンハーグの大使館に行く前に、まず移民局で必要書類を確認しようと思ったためです。

閉まってた〜

結論から言うと、閉まってました。知らなかったけど、月曜はオランダの休日でした。
こういうことがまたあると困るので、Googleカレンダーにオランダの祝日インポートしました…。

日本での個人事業の開業は楽だった

振り返ってみて、やっぱり自分の国で開業するのはホント楽だったなと思います。
開業届に記入して、年度末に確定申告するだけで終わりだったので…。
ただ、フリーランス生活も3年目になって知ったこともあります。大きく分けると下記の2点。

・ 開業届、青色申告の申請、専従者の申請など、もっと簡単に手続きを終えることができる
・ 開業届は、青色申告とも深い関わりがある

前置きが少し長くなりましたが、今回は、個人事業主・フリーランスとして日本で活動する場合に、簡単に書類を揃える方法や、意外と知られていない開業届と青色申告の関係についてご紹介していきます!

開業届って出さないといけないの?

フリーランスになるとき、右も左もわからなくて、とりあえず本を買いました。
ネット上で記事も沢山あるんですけど、最初は何で検索したらいいかも分からないので、書籍で全体像を把握するのはおすすめです。

book2<新版>らくらく個人事業開業のすべてがわかる本
東京シティ税理士事務所
¥1,470
開業届や青色申告の届けを出す際に参考になりました。節税や記帳の方法も色々書いてあるのですが、私は売上や経費の管理はfreee(フリー)を使っているのでこの部分はあまり参考にしていません。

本を読むと、開業届って必ず出さないといけないんだ、という気持ちになるのですが、フリーランス仲間で「出さなきゃと思いつつ出してない〜」という方もけっこういます。
実際、確定申告をキチンとしていれば、開業届は出さなくても罰則はないようです。

開業届を出す理由や、メリットって?

出しても出さなくても罰則がないのであれば、出さなくてもいいのでは?という気持ちになりそうですが(出すのちょっとめんどくさいし)、開業届を出すメリットもあります。

開業届を出さないと、青色申告ができない

節税面で大きなメリット(控除額最大65万円)がある青色申告。
青色申告がいいのか、白色申告がいいのか…と確定申告するときに迷う人も多いかと思いますが、freeeマネーフォワードなど、会計ソフトを使えば、青色申告もそんなに面倒でも複雑でもなく、白色申告と手間は変わらない、という声も聞くほどです。

個人的には、フリーランス1年目、本当に確定申告にビビっていたのですが、freeeを使って本当に簡単に確定申告が終わって感動したので、もし迷っているのであれば控除面で優遇がある青色申告をおすすめしたいです。

とはいえ、開業届めんどくさい!って人に

開業届は、国税庁HPのこちらのページからダウンロードできます。
青色申告承認申請書はこちらのページ

でも、どこに記入が必須なのか、なんだかよくわからないところもあるので、私は最寄りの税務署に直接行って、職員の方に話を聞いて記入しました。

上野の税務署は近くに不忍池があって綺麗

初めての開業でドキドキするし、何回か足を運ぶことになってもまあいいか、と思ってたのですが面倒くさいですよね。

開業freee超おすすめです!

私が開業届を出した時はまだサービスがリリースされてなかったのですが、まだ開業届を出していない人、これから青色申告に切り替えたい、青色申告の申請をしたい、という方におすすめなのが開業freeeです。これ完全無料!!!!です。

開業届って、きっと何十年もフォーマットが変わってない気がします…それゆえに、記入のときにめっちゃ迷います
職業欄とか、あれ?私の職業ってこの書き方でいいんだっけ…とか。ここって、記入必須なの?とか。
開業freeeは、そういう点も考慮した上で作られているようで、ステップに沿って記入していくだけで開業届が完成します。
しかも、青色申告承認申請書や、青色事業専従者がいる場合はその届出、特例の届け出など、記入内容をもとに、提出が必要な書類が全て自動作成されます!!

「簡単に開業届つくれるよー」 うちの家の猫、トム。太ってきて狸に似てきた

たぶん、普通に記入していって5分くらいで必要な届けが全部作れると思います。
しかも入力した住所から提出先の税務署も検索して宛名まで印刷されてるので、それを封筒に貼って出せば終了。めっちゃ便利です。

なんで無料なんだ

とにかく便利で、開業した時に知ってたらな〜って思うサービスなのですが、これが無料って何でなんだろ?と不思議です。
プレスリリースをみると、以下のようにあります。

■ 日本の開業率はOECD諸国で最下位。個人事業主は開業手続きに11.2日を費やしている
内閣府の統計によると日本の開業率は個人・法人合算で2009~2012 年の平均値が5%弱とOECD諸国の中で最下位となっており(注1)、政府は「日本再興戦略 2016」の中で開業率・廃業率が米国・英国レベル(10%台)になることを目指すとしています。

しかしながら現状日本の事業者の57.6%を占める個人事業主については廃業率が開業率を上回る状態が長らく続いており(注2)、人々が「開業」という一歩を踏み出すためのイノベーションが求められています。

実際に個人事業主の開業時の体験を調査してみると、「個人事業の開業・廃業等届出書(以下開業届)」の準備を始めてから提出するまでの期間は平均11.2日、その後の「青色申告承認申請書」については平均9.3日と、忙しい創業期を圧迫する日数となっています。結果として個人事業主の約3割は開業届を提出せずに事業を行っていることが分かりました(注3)。

確かに、私も開業届の提出や青色申告承認申請書の準備には手間取りました。
飲食店や美容院など、開業時から色々と準備が必要な業態だと業務を圧迫する原因になるかもしれません。
「個人事業主が開業時の煩雑な手続きに煩わされることなく、立ち上げ時から事業そのものにフォーカスできる社会を実現するため」にこのサービスを始めたようで、ぜひ多くの個人事業主・フリーランスに使ってほしいなと思います!

まとめ

開業届を出す意味は、事業を始めましたと公に宣言することと、青色申告者になるための2点が大きいです。
ただ、初めて開業する場合は、届け出を出すことが煩雑だったり、わからないこともたくさんあります。
そんな方に今回の記事が参考になればうれしいです。

開業freee

確定申告におすすめ

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横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。