今週の頭に確定申告書類を提出しました。1月末にはほとんど完了の状態にしておいたのですが、ちょうどその頃から年度末の仕事が入り、提出はぎりぎりに。ただ、昨年末から色々調べておいたお陰でスムーズでした。確定申告を終えて、やっておいて良かったことや今後気をつけたいことについてまとめます。
自分でやる?税理士さんに任せる?
まず、前提として自分でやったほうがいいのか?税理士さんに任せたほうが良いのか?ということを考える必要があります。私の周りのフリーランスの方は、「自分(もしくは奥さん)がやっている」「税理士さんに全部お願いしている」の半々です。知識ゼロの状態から初めると、調べたり、間違えてやり直したりするとそれなりに時間がかかります。本業に専念したほうが良いと思う方は税理士さんにお願いすることをお勧めします。私の場合は、Webの仕事なので領収証の整理がそんなに大変ではなく、確定申告を一度自分でやってみたい気持ちがあったので、今回は自分でやりました。
2月に入ると税理士さんの事務所も混みあうらしく、もしお願いするなら2月より前が良いかもしれません。
確定申告前にやっておいて良かったこと
確定申告やフリーランスの節税本を読む
個人事業を始めた際に書籍を2冊購入しました。フリーランス仲間には「本は読まないでWebで全部調べる」という人もいますが、私は本派です。検索ももちろん活用しましたが、必要情報を網羅できるのは書籍です。
大村 大次郎
¥1,706
確定申告をする際に、「そもそも確定申告ってなに?」というレベルの私でも理解できる内容で大変役立ちました。経費に出来るもの・出来ないものの区別や、控除について知識が身についたと感じます。
東京シティ税理士事務所
¥1,470
開業届や青色申告の届けを出す際に参考になりました。節税や記帳の方法も色々書いてあるのですが、私は売上や経費の管理はfreee(フリー)を使っているのでこの部分はあまり参考にしていません。
webサイトでよく利用したのは、経営ハッカーとMFクラウド公式ブログです。
会計サービスへの登録
自分で経理を行う場合は、会計サービスへの登録は必須と言っても過言ではないです。わたしはfreee(フリー)を使っていますが、MoneyForward(マネーフォワード)も有名です。
会計ソフトの使い方で分からないことなど、問合わせをするとかなり丁寧に答えてくれます。
オンラインバンクと会計サービスの連携
会計サービスに登録後、オンラインバンクのジャパンネット銀行に申込み、事業用の口座にしました。freee(フリー)と連携できて、入金・出金を自動で登録してくれるのでとても便利です。
デビッドカードの利用
事業用のクレジットカードを作ることも考えましたが、お金がすぐに引き落とされる方が分かりやすいと思い、ジャパンネット銀行のデビッドカードのみを使用しています。これも自動でfreee(フリー)に登録されるのですごく便利です。最近は現金の支払は極力なくしてデビッドカードを使うようにしています。
書類・領収書のファイリング
先輩フリーランスがみんな口をそろえて言っていたのが「とにかく領収証は全部保管しておくこと」でした。領収証の整理を毎日行うことは難しいので、ファイリングだけしておきました。会計ソフトに登録後は、月ごとの封筒にいれて保管してあります。
周りのフリーランスへの聞き込み
分からないことはほとんど検索して調べましたが、「これって他の人はどうしてるんだろう?」と思うことは、周りのフリーランスの方にランチした時などに直接聞きました。お互い情報交換もできるので良かったです。
早めの準備
領収証の整理は毎月1回は行い、確定申告の準備は昨年末くらいから始めました。1ヶ月くらい、本業の合間をぬって色々調べ、2月末から最終調整をしましたが、早めに準備しておいて良かったと思いました。直前になると、会計ソフトの問合わせや税理士さんも混み合いますし、何より焦ります。初めてなので間違えて直すことも考えると、年末くらいから調べたり準備するくらいがちょうど良いかもしれません。
今後気をつけたいこと
今後気をつけたいことは、こまめな領収証の整理と、源泉徴収です。夫を青色事業専従者としているので、毎月の給与から源泉徴収をして支払わなくてはいけません。特例の申請をしたので6ヶ月ごとにまとめての支払いにしていありますが、バタバタしていると忘れそうなので、気をつけたいです。
27年度の確定申告締め切りは3月15日。まだ終わっていない方や、来年度に向けて新しく準備なさる方の参考になれば幸いです。
青色申告に必要な「青色申告承認申請書」が簡単に作れる開業freee