夢や「やりたいこと」を口に出すのって、とても勇気のいることです。「そんなことできるわけない」「甘い」「別にあなたがやらなくてもいい」など言われたことがある人はいませんか?私はあります(笑)
SNSで誹謗中傷に晒されている著名人ほどではないけど、否定された言葉は棘のように心に刺さります。傷つきたくないから、言葉も想いも、心の奥底にそっとしまっている人もいるのではないでしょうか。
そんな私たちに寄り添うよう企画をPR TIMESさんが2020年から続けています。4月1日を嘘をつく日ではなく、夢を発信する日にしようと試みる『April Dream』です。
今年は、300名のポートレートとその人の夢をのせたポスターを新宿駅西口広場に掲出。私も参加させてもらって、2月26日に撮影をしてきました。
フォトグラファーの水島大介さんが一人一人の夢を聞いて「素敵ですね!」「いいですね!」と、口調は穏やかなんですけど力強く同意してくれました。撮影するときの雰囲気もすごく明るくて、スタッフの方々は「かっこいい!」「いい笑顔」と終始肯定の言葉をくださいました。
「ここにいる人たち全員ピュアで性格良さそうだな」と思いながら参加してたのですが、後から聞いたら「参加者の方々の夢を聞いて全員一回は泣いた」と言ってて、「やっぱりみんな性格いい」と確信しました(笑)そもそも誰かの夢を全力で肯定するムーヴメントを起こそうって人達が、ピュアじゃないわけないですよね。
フォトグラファーの水島さんに撮影をお願いして、わざわざかっこいいポスターを作ったのは「夢を語る人たちはヒーローだから、かっこよく見せたかった」そうです。これ考えた人、性格良すぎでしょ!
夢を言葉に
やりたいことや夢を言葉にすると、まず発見があります。言葉はコミュニケーションのためだけではなく、思考の役割も持っているからです。頭のなかでぼんやり考えたことを言葉にすると、アイデアが練り上がっていきます。
もし誰かに話すのが恥ずかしかったら、紙に書き出すだけでもずいぶん違うのではないでしょうか。でも、信頼できる誰かに話せたら、対話を通じて新たな発見があるかもしれません。すぐに結果にはつながらないかもしれないけど、人を紹介してもらったり、有益な情報をもらえるかもしれません。
そして何より、言葉にしたことで自分のなかに小さな約束みたいなものが生まれるでしょう。「ちょっと興味がある」くらいだったらもしかしたら花にはならないかもしれないけど、本当に心から欲していることであれば、その約束は育っていくはずです。
夢は人生を賭けた大きなものもあれば、日常の喜びを噛み締めるようなささやかなものもあるでしょう。私は、大小に関わらず、夢は明日への希望みたいなものだと思ってます。
夢をきかせて
この企画に参加する本当に数日前に、私にそっと夢を打ち明けてくれた方がいました。めちゃくちゃ嬉しかったし、全力で応援したいです。
誰かの夢を聞くと、「私も頑張ろう」と力になります。現実味がなかったとしても、もしかしたら叶うかもしれないし、叶わなかったとしても楽しくないですか?
でも、普段はなかなか夢を宣言する機会なんてありません。恥ずかしくて言えない人もいるはずです。なので、インスタのストーリーで「夢をきかせて」と質問をしてみました。けっこう回答があってびっくりしました!
あるヨーロッパ剣士は「剣道を世界中に広めたい」と言ってました。そんなこと考えてたなんてびっくりしたし、嬉しかった(日本人じゃなくて、ヨーロッパの人がそんなふうに思ってくれるなんて!)。
私が憧れてた同年代の女性は「人を育てる仕事がしたい」と。もう充分育ててるし、むしろ私はその姿を見てて憧れてました!と伝えたら、相手の方も好意を持ってくれてることがわかって嬉しかった(笑)
PR TIMESさんは特設サイトでジェネレーターを提供してて、桜色のプロフィール画像を作って夢を発信しようと呼びかけています。普段は恥ずかしい、言いにくいと思っている人も、4月1日だけはPR TIMESさんが大風呂敷を広げていいと、場所を用意してくれてます。企画に乗ってみませんか?
もしSNSでいうのが恥ずかしかったら、そっと私に教えてください。信頼できる人に、お酒を飲みながら話してみるでもいいかもしれないです。口に出すときっと、あなたの世界が少しだけ明るい方向に向くはずです。