2017年にオランダに移住するまで、海外旅行にいく時は、その国の水道水は飲めるのか?をよく調べていました。お腹を壊したくなかったので、オランダに移住の下見に行った当初や、移住して少ししてからはミネラルウォーターを購入していたと記憶しています。
初めて一緒に住んだルームメイトの方に「オランダの水道水は全然飲めるよ」と教えてもらってからミネラルウォーターは買わなくなりました。
さらに、剣道の稽古に飲み物を忘れてしまい「この体育館て自販機あったっけ?」と友達に聞いたところ「ないね。こっちで水くめるよ」と案内してもらった場所がお手洗いでした。「あ、トイレの洗面台の水飲めるんだ」と何の疑問もなく水をくみ、特にお腹を壊したこともなかったので、フランス、ドイツ、ベルギーなど隣国でも同様にしていました。
先日、横浜武道館で開催された錬成会に参加した際、トイレで水をくんでいたら掃除の方に「その水…飲むんですか…?」と言われました。確かに、日本にいた時はトイレの水を飲みませんでしたし、周りにいた小学生に聞いたところ「飲まないよ…」と若干引かれました。
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話がそれましたが、オランダの水道水はぜんぜん飲めます。むしろ水道水を飲むことを奨励している会社もあるほどです。
3年前に「水道水を飲んでSDGsに貢献。タップウォーターカンパニ ー KRNWTR(カランウォーター)」という記事を書きました。ペットボトル入りのミネラルウォーターはプラスチックを使用しているし、輸送によって二酸化炭素を排出します。CO2削減のため、この会社は各自治体の水道水をブランディングを事業にしています。自治体別の「おいしい水道水コンテスト」を開催しているほどです。発想がユニークで、オランダらしい。
なので、オランダに行く機会がある方は、水道水を飲んでも全然大丈夫です。むしろ、硬水な上に気候が乾燥しているので、シャワーを浴びて肌が乾燥することを心配したほうがいいかもしれません。