オランダでの起業が、いまオランダに来ている一番の目標なのですが、日本のお客さんとのリモートワークの実践も挑戦の一つです。
フリーランスになってから「業務委託」の形式でリモートワークをしたことはありましたが、海外・日本間でのリモートワークは初めてです。今回は、実際に自分が3週間リモートワークをしてみて感じたことや、日本での準備についてご紹介します。
ちなみに、リモートワークを始めてから3週間ほどですが、自分はストレスなく仕事をすることができています。
クライアントにPCを支給してもらう
オランダにはPCを2台持ってきました。自分のノートPCとクライアントから支給されたPCです。
クライアントワークをする時は、支給されたPCを使用しています。このPCに関しては、日本ではVPNの設定やCMSへのアクセス設定を行いました。
オランダに到着したのが5月9日の昼過ぎで、リモートワークの開始は翌日から。ネットをつないで、VPNに接続したら業務開始!だったので、ほんとにPC一台あればどこでも仕事ができるんだなぁと、ちょっと拍子抜けしたくらいです。
リモートワーク可能な仕事!
わたしは社会人10年間の間に、ライティングや情報サイトの企画、Webサイト制作のディレクション、コンテンツマーケティングなどを主に行ってきたのですが、今回のリモートワークではコンテンツマーケティングを行っています。
オランダでの生活を記事にするライター業もしているので、ディレクションのように頻繁なコミュニケーションは必要ではなく、わりかしスムーズに仕事が進んでいます。
リモートワークをする上で気をつけていること
作業時間は?
日本とオランダの時差は7時間なので、私は朝の6時-12時(日本時間の午後1時-6時)の時間帯で仕事をするようにしています。
もともと朝型人間なのと、オランダはいま5時前には日が昇るので6時からの業務スタートでも特に問題ないです。むしろ、朝起きて1時間満員電車に乗ってから仕事…よりもずっと集中して仕事に入ることができます。朝一番が、頭が一番冴えているのでよく集中しています。
午後一くらいまでに仕事をいったん終えて、ランニングしたり、自転車でアムステルダムに買い物に行ったり、アムステルダムのコアワーキングスペースに行ったりしています。
作業内容を記録する
自分が作業した時間と作業内容はgoogleカレンダーに記録しています。これは会社員時代からの習慣なのですが、仕事を始める前に自分の仕事内容(todo)を書き出し、時間配分を決め、実際の内容をGoogleカレンダーに記録していきます。ちょっとしたことなのですが、自分一人で完結する仕事の場合は、だらだら仕事しないで済みますし、お客さんに説明を求められたときも答えやすいと思います。
slackの電話機能やGoogleハングアウトの活用
仕事をする上で何か疑問が発生した場合は、slackで「◯◯時頃電話できますか〜?」と聞いて電話をかけます。slackは音声がかなり安定しているように感じます。
複数人での会議の際は、Googleハングアウトを使用しています。誰か一人のPCにつないで、MTGに参加しているのですが、音質面で特に問題はないです。Googleドキュメントでリアルタイムに議事録が更新されていくので、会議の内容でも理解にずれはほとんどありません。ちょっと聞こえなかったり、わからない場合は、別途会議が終わってからslackで会議参加者に質問しています。
小鳥のさえずりを聴きながら…
いま住んでいる北アムステルダムは自然が豊かで、朝から小鳥の美しいさえずりのなかで仕事をしています。東京の自宅で仕事をしていたときも、集中するために自然の音が流れるBGMとかをYouTubeで検索して流していたのですが、こちらはリアルなので、ずいぶん良い気分で仕事ができています。
まとめ
リモートワークに関しては、メディアでもネット上でも色々な記事があって、問題点や課題なども多くあるかと思いますが、私の仕事に関してはセキュリティ面でなにか大きな問題があるわけでもなく、ただただ、「自分の一番パフォーマンスが高い時間に、パフォーマンスが高い場所で集中して仕事ができる」という良い点しか現時点ではないように感じます。
あと、個人的に気になるのは、13時〜14時以降にアムステルダムに自転車で向かうと、日向ぼっこしているオランダ人が多数いることです。アムステルダム駅周辺でも15時をすぎるとみんなビール飲んでる気がするのですが、観光客なのかワーカーなのか区別がつきません。日本との違いは、公園でノートPCを開いているサラリーマンが一人もいないことです。
オランダはフリーランスが多いと聞いたので、どんな働き方をしているかなどもぜひ調べてみたいと思いました。