先日、オランダへの2年間の滞在許可が降りたので、日本に置き去りにしていた猫をオランダに連れてくる準備をはじめました。
うちの家はシェアハウスで、基本的に犬猫不可。しかし猫だけはOKをもらえました。
ペット可の物件探しが難航
アムステルダムの物件は、基本的に高く、そもそも外国人が契約できないケースもあります。
私は「ペット可」で物件を探してみましたが、「ペット可の物件は扱ってない」と全て断られてしまいました。
近隣住民の方を見ていると猫はかなり頻繁に見かけるので、不思議です。外国人だからOKしてもらえないのかな…。
日本からオランダに猫を持ち込むための準備
まずはオランダ大使館のホームページで、「オランダへの犬、猫、フェレットの持ち込み」について確認。
EU加盟国以外の国々から猫を持ち込む場合には、以下の規則が適用されます。
・個体識別ができるよう、マイクロチップを挿入する
・狂犬病の予防接種を受ける
※狂犬病の予防接種が有効と認められるのは、接種後21日を経過してから
・EU共通の獣医証明書(Veterinary Certificate to EU)を携帯する
なお、オランダは非営利目的で持ち込まれるペット(犬、猫、フェレット)については、上記以外に特別な獣医学上の要件を設けていません。
動物検疫所への連絡
オランダに猫を連れていくためには、相手の国に入るための条件だけではなく、日本を出るための条件もクリアする必要があります。
日本を出国するためには、動物検疫所で出国前に狂犬病の検査、輸出検疫証明書の交付を受けなければなりません。
このため、出国7日前までには動物検疫所に連絡し、輸出検査申請書を提出する必要があります。
なお、NACCS(動物検疫関連業務)を活用すればインターネットからの申請もできるようです。
私は成田空港を使用するため、成田空港の動物検疫所に連絡を取り、申請のために必要な書類について確認を行いました。
必要書類
●輸出検査申請書
●狂犬病抗体検査証明書(実施している場合/検査施設発行のもの)
●マイクロチップ装着証明書(下記処置内容証明書に記載があれば不要)
●狂犬病ワクチン接種証明書( 〃 )
●混合ワクチン接種証明書 ( 〃 )
●処置内容証明書
●EUが定める衛生証明書(AnnexⅣ regulation No. 576/2013)
2017年6月1日、EU域内へペットを持ち込む際に必要となる衛生証明書様式が変更され、新しい衛生証明書様式が公開されたようです。
参照:『犬、猫を輸出するには』
マイクロチップは欧州基準で
マイクロチップの規格にも規定がありました。
欧州基準ISO No.11784もしくは11785のマイクロチップでなければいけないようです。
もし違う規格のマイクロチップの場合、リーダーを持参しなくてはいけないみたい…。
機内持ち込み可の航空会社
機内持ち込み可の航空会社、エールフランスかポーランド航空で迷いましたが、ポーランド航空にする予定です。
オランダまで直行便が出ていて16時間で着くこと、機内持ち込みの場合の金額が9,000円と一番安かった点が決め手。
航空会社によっては機内持ち込みができないところも多いので助かります。
他の乗客の方の迷惑にならないように静かにしててほしい…!
ポーランド航空を前回利用した際は、乗継便は全部遅れるし、日本から帰国する時は空港で5時間待たされた上にフライトがキャンセルされ、手荷物は開封され紛失していました。しかも1つ届かなくて後日郵送された…。すこし不安ですが、前回は運が悪かったと思いたいです。