Search here...
TOP
剣道

2019年版 ヨーロッパ剣道連盟の段位・称号のルールについて


ヨーロッパ剣道連盟はFacebookページの運用を積極的に行っていて、タイムリーに色々な情報を発信してくれます。
今日、「2019年版 ヨーロッパ剣道連盟の段位・称号のルールについて」というポストが出ました。

ざっくり書いてあることを訳すと、「2019年版ヨーロッパ剣道連盟の段位称号のルールが総会で承認されました。EKF Webサイトで閲覧できます。変更点は、11月にアテネで開催される居合道の審査に関するものだけです。」。

ちなみに、オランダで段審査を受ける前には、セントラルトレーニングという連盟が主催する定期的な稽古会に年最低2回参加しないといけません(もう2年もオランダにいるのに最近知りました)。また、オランダ剣道連盟経由でヨーロッパ剣道連盟に登録する必要もあります。その際は、オランダ剣道連盟の会長さんに推薦をもらわなければいけないようです。

どうやら国ごとに段審査の基準もちょっとずつ違うみたいです。ヨーロッパ剣道連盟が出したルールにはどんなことが書かれているのか気になったので、簡単に和訳しながらご紹介していきます。

冒頭のあいさつ

Dear Friends,
May we ask you to read this every time before you are planning and/or
implementing a grading examination as, for your information, the standard procedure for organisation and registration of examinations is listed hereafter from start to finish. As before, we suggest uniform subscription and registration amounts.

皆様
段審査を受審する前に毎回こちらのドキュメントをご参照いただきますよう、お願い申し上げます。なお、ご参考までに段審査のための登録などの手順も詳しく記載しました。 以前と同様に、登録料などの金額を統一することをお勧めします。

Dear Friends,という日本人の私からするとフランクな書き出しから始まる冒頭文。
審査を受ける前に必ずこのドキュメントを読んでね、と呼びかけています。

基本的なこと

1. Basic principles: EKF does not organise Kyu examinations, this falls in the full authority and responsibility of the Member Federations. In general, the standard for Grading Examinations is according the International Kendo Federation (FIK): “Standard Guidelines for Dan/Kyu Examinations” approved by the FIK General Assembly.

1.1. National gradings: Every Member Federation can organise grading examinations from 1 up to 5- Dan, respecting the FIK Standard Guidelines and all rules mentioned herein.

1.2. EKF gradings: On the occasion of a national grading exam, EKF can add a 6 & 7-Dan according to the principles mentioned hereunder. On the occasion of EKF events, like the Referee Seminar, Kendo, Iaido & Jodo Championships, etc., an examination from 1 to 7-Dan may be organized by the EKF with a jury composed according to the FIK Standard Guidelines and the present Rules.

1. 基本原則:EKF(ヨーロッパ剣道連盟)は級審査を行いません。級審査に関しましては、各加盟国ごとに権限と責任があります。 一般的に、審査の基準は国際剣道連盟(FIK)に準拠しています。
参考:FIK総会で承認された「段・級審査の標準ガイドライン」。

1.1. 国ごとの審査:各加盟国は、FIKの標準ガイドラインと本ドキュメントに記載されたルールに準拠し、初段から五段までの段審査を実施することができます。

1.2. EKFの審査:EKFは以下に記載されている原則に従って、六段および七段審査を追加できます。 開催機会は、審判講習会、剣道・居合道・杖道選手権などのEKFイベント。FIK標準ガイドラインと現在の規則に従って審査員は構成されます。対象段位は初段から七段までです。

まずは基本事項です。級審査は各加盟国で行うそうです。オランダは大人向けの級審査のみで、残念ながら子供の級審査がありません…。なので、道場によっては子供のモチベーションを保つための独自のテストを設けているところもあります。

また、ヨーロッパ剣道のユニークなところに、大きな国際イベントで段審査が併催されることです。5月のヨーロッパ大会でも段審査が実施されたのですが、8月のアムステルダムサマーセミナーでも段審査がありました。

審査員について

2. Examination Juries.
2.1. Examination Juries have to be composed according to the guidelines hereafter. In exceptional cases when it is impossible to appoint the required number of qualified and suitable examinees for 4-Dan or higher Dan examinations, the number of examiners may, with the approval of the EKF Technical Director, be reduced to 5 (five). In this case, the consent of a minimum of 4 (four) examiners will be required for the decision of passing. In this event please note that no examination will be valid without the explicit written and prior agreement by the EKF Technical Director (TD). This agreement is given via the EKF website.
2.2. The examination jury is to be composed according to the FIK Standard Guidelines (examiner’s qualifications, the number of examiners required and the minimal quorum for approval):

2.審査員
2.1 審査員は、以下のガイドラインに従って構成される必要があります。四段以上の段審査に於いて、必要な数の適切な審査員を任命できないという例外的な場合は、EKFテクニカルディレクターの承認を得て、審査員の数を5人に減らすことができます。 この場合、合格の決定には最低4人の審査員の同意が必要です。EKFテクニカルディレクター(TD)による書面および事前の明示的な同意がない限り、試験は有効になりません。この契約はEKF Webサイト経由で提供されます。

2.2. 審査員は、FIK標準ガイドラインに従って構成されます。(審査員の資格、必要な審査員の数、および承認のための最小定足数)

審査員に関するガイドラインは他にあるようですが、ここでは割愛されてます。審査員の人数が足りないことも、国によってはあるんですね…。

受審者の資格

2.3. The applicant’s qualifications shall abide by FIK Standard Guidelines, stating that all applicants shall be registered members in their Federation and have at least the following practice periods and age:

Shodan 3 months after the ikkyu exam 13
Nidan 1 year after the shodan exam
Sandan 2 years after the nidan exam
Yondan 3 years after the sandan exam
Godan 4 years after the yondan exam
Rokudan 5 years after the godan exam
Nanadan 6 years after the rokudan exam

If an applicant for a 6, 7 or 8-Dan examination is 60 years old or older on the day of the examination, the following practice periods shall be sufficient:
Rokudan: Two years or more after godan.
EKF Grading Rules – 3 / 7 – Version 2019
Nanadan: Three years or more after rokudan.
Hachidan: Five years or more after nanadan.

2.3. 受審者の資格は、FIK標準ガイドラインを順守されている必要があります。また、すべての受審者には連盟への登録が求められます。

初段:一級審査合格後、三ヶ月(13才以上)
二段:初段審査後1年
三段:二段審査後2年
四段:三段審査後3年
五段:四段審査後4年
六段:五段審査後5年
七段:六段審査後6年

六段、七段、八段審査の受審者試験当日に60歳以上の場合は、以下の条件が適用されます。

六段:五段審査後2年
七段:六段審査後3年
八段:七段審査後5年

会長の承認

3. Authorization by the President.
3.1. Members of another National Federation must provide the authorization of their President (See Article 08.01 of the EKF Statutes) to the organization holding the grading.
3.2. In examinations organized by the EKF or a National Federation, when registration to the examination is made through the registration tool on the EKF website by the Member Federation concerned, this registration serves as the authorization mentioned above.

3.会長による承認
3.1. 別の国の剣道連盟メンバーは、段位を保持している剣道連盟で会長の承認を得る必要があります。
3.2. EKFまたは各国の剣道連盟が主催する審査において、当該会員連盟がEKFウェブサイトの登録ツールを使用して試験に登録する場合、この登録が上記の承認として機能します。

他国で段審査を受審する場合は、所属国の剣道連盟会長さんの承認が必要です。ヨーロッパで審査受審を検討している方は注意が必要です。

審査予定

4. Administrative procedure for all examinations.
4.1. Every national examination is to be announced to the EKF at least two months in advance by entry of the exam in the EKF online system and shall be published by the Member Federations in the European Calendar (online); this method gives everyone in Europe the possibility to participate.

4.2. For every examination abroad the written authorisation from the President of one’s own Federation is required.

4.審査手順
4.1 各加盟国の段審査は少なくとも二ヶ月前にEKFでアナウンスされます。EKFのWebサイトには審査の予定を掲載したカレンダーがあるので、ヨーロッパのすべての人がこのカレンダーを参照して審査の予定を知ることができます。

4.2. 海外でのすべての試験には、自分の連盟の会長からの書面による承認が必要です。

審査だけではなく、各国で開催予定のセミナーの予定もEKFのホームページから確認することができます。

審査料と登録料

Dan applied for: Amount:
1 Dan € 15,00
2 Dan € 20,00
3 Dan € 30,00
4 Dan € 50,00
5 Dan € 70,00
6 Dan € 100,00
7 Dan € 130,00

4.6.3. At EKF exams, the following registration fees will have to be paid after successful examinations to the EKF:
Dan applied for: Amount:

1 Dan € 20,00
2 Dan € 30,00
3 Dan € 50,00
4 Dan € 70,00
5 Dan € 100,00
6 Dan € 130,00
7 Dan € 170,00

段審査料金
初段 € 15,00
二段 € 20,00
三段 € 30,00
四段 € 50,00
五段 € 70,00
六段 € 100,00
七段 € 130,00

合格後の登録料
初段 € 20,00
二段 € 30,00
三段 € 50,00
四段 € 70,00
五段 € 100,00
六段 € 130,00
七段 € 170,00

まとめ

他に、剣道形についてと、称号についても書いてあります。あと居合道と杖道についても。
剣道形は

初段 : 1本目から5本目まで
二段 : 1本目から7本目まで
三段以上 : 1本目から7本目まで + 小太刀

ざっくり、こんな感じで書かれていました。途中、イエローカードに関する記載があったのですが、それだけよく分からなかった…イエローカードって何だろう…。


まり子 佐藤

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。

«

»

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です