12/24オランダ発のフライトで一時帰国をしています。羽田空港には12/25の夜に到着しました。空港に到着後、検査などを経て約1時間半後に入国。海外からの帰国者は公共交通機関を利用できないので、実家の父に車で迎えにきてもらいました。
2017年の5月にオランダに移住してからもう4年が経とうとしてます。年に2〜3回のペースで日本に帰ってきてはいるのですが、ここ数年はオランダで過ごす時間の方が圧倒的に長いです。
久しぶりに帰ってきた感想は……とにかく、ホッとする。安心感がやばい!!!です。
車の中から外を眺めた時に「やわらかい」と感じました。例えばアジアの国に旅行した時、むあっとするような熱気のある空気を感じたように、日本にもきっと独特の空気があるんだろうなと思います。
しかもみんなマスクをしています。衝撃だったのは、車の中ですらマスクをしていること。驚きました。マスクの習慣がないオランダも、感染者の増加を受けて前よりはマスクをするようになりましたが、そうなるまでに時間がかかったし、日本のように道ゆく人ほぼ全員がマスクしていることはありませんでした。
「日本の人たちは、対策としてやれることはできるだけやろうとしているんだ。この人たちは、きっと手も洗う。消毒も、うがいもする」そう思うと、日本人に対する謎の信頼感が湧き起こってホッとしました。
罰金を課さずにここまで国民が自主的に感染対策をするのはすごいことだと思います。「欧米みたいにもっと厳しくした方がいい」といった声も聞きますが、逆に罰金を課さなくても、注意レベルでも動く国民性なんだろうなぁと思いました。
「マスクしてないとすごく非難される」「周りの圧力がある」と日本の友達は言うけれど、東京と人口が同じくらいのオランダは一時期、日の感染者数が1万人もいました。身近な人も感染して、コロナの足音が自分に近づいているのを感じてた身としては、日本は安心感があります。「日本も感染者が増えてやばいんだよ」という声も聞くけど、つい最近まで日本は安全国に指定されていました。
東日本大震災の時も思いましたが、危機が訪れた時の日本人の協調性は強いなぁと思います(国の政策としては、シンガポールや台湾の方がずっとうまくやっているんだろうけど)。
この協調性がマイナスに働くのは、周りに合わせて残業したり、空気を壊さないために「いやだ」と言えない…などでしょうか。誰かの心を苦しめてしまう方向に力が働くのは、悲しいですね。
この点では、オランダは実にサバサバしていて自由です。周りの人が何をしてもうるさいことは言わないし(迷惑行為は注意する)、個人の自由を尊重していて、のびのびしているように感じます。失敗などに対して人を過剰に責めない点もオランダのいいところだなと思います。
安全のために、みんなで協力しようとする良い姿勢は保ちつつ、過剰に周りに「同じであること」を強いない、そんな国民性が育ったら、きっと日本は最強ですね。