肩書きも知識もすべて失って残るものとは?


6月10日発売の『「ミッション」は武器になる―あなたの働き方を変える5つのレッスン』で挿絵を担当させていただきました。

著者は立教大学ビジネススクール(大学院ビジネスデザイン研究科)教授の田中道昭先生。三菱東京UFJ銀行投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部トランザクター、バンクオブアメリカ証券会社ストラクチャードファイナンス部長、ABNアムロ証券会社オリジネーション本部長等を歴任し、現在は株式会社マージングポイント代表取締役社長。主な著書に『アマゾンが描く2022年の世界』『2022年の次世代自動車産業』(※いずれもベストセラー!この二冊もめっちゃ気になる)、『ミッションの経営学』 、共著に『あしたの履歴書』など。ものすごいご経歴です。

編集担当は、ベストセラーを連発し「KOMUGI」で自らも情報発信をしている、超優秀な編集者の久保田大海さん。KOGUMIは編集者視点の分析がとっても有益なブログ。企画・マーケティングに携わる方は必見です。

こちらの二人がタッグを組んでつくった一冊。仕事に迷いがある方から、もっと充実させたい方人生を豊かにしたい方まで、いろいろな方に気づきのあるおすすめの一冊です。

目の前の仕事に集中すること

本書のタイトルにも含まれている”ミッション(mission)”。日本語では「使命」や「任務」と訳されるのもあって、ものすごく壮大な感じがします。
世界を変革するようなリーダーたちは、きっと”ミッション”を明確に持っているのでしょう。
私のような一般人からすると、そんな立派なこと考えても仕方ないし、気恥ずかしい感じすらします。

しかし、本書では「ミッションは目の前の仕事の中にある」としています。
童話の「青い鳥」のように、どこかにある理想ではなく、いま、ここにあるのです。

幸せの青い鳥なんてない!一大事とは、今日只今の心なり

目の前の仕事に集中すること」は、とても大事だけど意外とできていないものです。本当に目の前の仕事に集中しているか?と聞かれたら、私は「してる!」とは言い切れないかも……。
そして、目の前の仕事に本当に集中する前に、そもそも仕事が自分の価値観に合っていて、やりがいがあるかを考える必要があるのではないでしょうか。

本書では、”5つのレッスン”を通してワーク形式で自分の価値観、強みを再考していきます。そしてそれが「ミッション」を見つけ出すことに繋がります。
あなたの好きなことはなんですか」「あなたの得意なことはなんですか」「あなたの尖りはなんですか」など、各章でかならず読者への問いかけがあります。ぜひペンとノートを手に読みすすめてみてください。
5つのレッスンは、著者の田中先生がこれまでに学び、経験してきた経営学やマーケティング理論を凝縮しています。
でも、難しいことが書いてあるわけではなく、手を動かしながらすいすい読み進めることができます。
書いてみると、いろいろな気づきがあります。書くのが好きなひとは、きっと楽しい時間を過ごせるでしょう。

34の資質のなかからあなただけの強みが見つかる。ストレングス・ファインダー

自分の価値観を再考するにあたり、まず考えることは「強み」。ステップ1「強みの再発見」では「ストレングス・ファインダー」が紹介されています。

ストレングス・ファインダーとは、「強みの心理学の父」として米国心理学会から表彰されたドナルド・クリフトン博士によって開発された、人材開発プログラムです。書籍に記載されたコードを入力し、オンライン上でテストを受けます。すると、34の資質のなかから自分の強みトップ5が出てきます。

楽天に勤めていた際、この「ストレングス・ファインダー」を活用したチームビルディング研修を受けました。自分の意外な強みが見つかる他、一緒に働く同僚の価値観を知るきっかけにもなります。研修を考えてくださったのは、「ITビジネスの原理」「ザ・プラットフォーム IT企業はなぜ世界を変えるのか? 」「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」「どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール」の著者でもある尾原和啓さん。余談ですが尾原さんは最高の上司だったと思います。研修もとっても楽しかったですし、尾原さんがいたときの部署の雰囲気はとても明るかったです。尾原さんの書籍も、どれもおすすめ。

さて、このストレングスファインダーを活用した研修は、他の国内大手企業でも多く実施されているそう。
わたしもこの研修を受けてから、家族や仕事仲間、プライベートで一緒に活動している友達などに書籍をプレゼントしています。「やっぱり!」と思うこともあれば、「意外だな」と感じるところもあり、コミュニケーションツールとしても役立ちます

肩書きも知識もすべて失って残るものは?

世の中の多くの人は、自分の学歴や肩書、あるいは知識、スキル、資格などが「武器」だと思っていることでしょう。しかし武器を持たないときの強さが自分の本当の強さであり、武器を取り去ったときに自分に残るものこそ、自分と自分のミッションである。
※本書から抜粋

オランダに来てから、日本にいたとき以上に自分の学歴も知識も資格も何も役に立たないと日々実感しています…
私は明治大学出身なのですが、「メイジ?なにそれ?」って感じです。ちなみに剣道仲間の間では、「東大と国際武道大学は知ってる」とよく言われます。TOEICの点数を持っていても、「まりこの英語へただな」とよく言われますし、いままでのオンラインマーケティングの知識も日本国内に限られたスキルだったので役に立ちません。

自分のアピールポイントを考えないと、この国でやっていけない」とけっこう焦りました。そして1年オランダで過ごしてみて思ったのは、「焦っても仕方ないから、目の前の仕事に集中しよう」ということでした。
自分ができることで、この国で役立ちそうなことは、剣道(日本文化だし!)、ライターとしてのスキル、そして意外なことにイラスト!でした。日本にいたときはイラストが仕事になったことはほぼなかったのですが、ご縁があっていま絵の仕事もしています。

ストレングスファインダーで、私の強みトップ5は、ポジティブ最上志向社交性コミュニケーション包含なのですが、オランダに来てゼロからすべてを構築するにあたって、強みはやっぱり発揮されたなーと実感します。このテストを受けてポジティブが一番最初に来たときは「ポジティブって何の役にも立たなそうだな」とがっかりしたのですが、周りを励ましたり、楽しい気持ちにさせることができるようです。社交性とコミュニケーションのおかげで、なんとかオランダ人の皆さんとも関係を築けるようになってきました。
日本の友達に助けてもらって、現地の優秀な起業家(日本人です!)の方を紹介していただき、ライティングの分野でも今までとは違った仕事ができるようになりました。
知識や経験は後から得られますが、元から備わっている強みは変えられないし、追いつめられた時に自分を助けてくれるものだなと感じます。


「ミッション」は武器になる―あなたの働き方を変える5つのレッスン

自分の制作実績アピールも兼ねた書籍紹介でした。書籍内でのワークが多いので、自分ひとりで読むのではなく誰かと一緒に手を動かしながら読んでみたい一冊です。6月10日発売ですので、気になる方はぜひ手にとってみてください^^


ABOUTこの記事をかいた人

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。