11月10日(土)にドイツのデュッセルドルフで少年剣道の試合が開催されます。昨年も審判をしに来たのですが、オランダからデュッセルドルフまで直行して体育館で1日を過ごして帰宅だったので、今年は1日早く移動していろいろ探索することにしました。
ドイツ(デュッセルドルフ)のコワーキングスペース
せっかく他の国に来るんだから、カフェやホテルで仕事じゃなくてコワーキングスペースに来よう!と思って調べてみました。
しかし、英語の検索能力が低いので、Googleで検索してもなかなか見つからない…。Instagramのハッシュタグで調べてみたところ、FACTORY CAMPUS(ファクトリー・キャンパス)というコワーキングスペースを見つけました。
デュッセルドルフの駅から電車で30分くらいの場所です。
キャンパスという名前の通り、かなり大きな施設でした。外から見ると学校みたいです。
FACTORY CAMPUS(ファクトリー・キャンパス)とは
FACTORY CAMPUS(ファクトリー・キャンパス)はドイツのデュッセルドルフにあるコワーキングスペース。2016年10月にオープンしました。
現在は150名以上のメンバーが所属しています。設立からまだ2年ですが、2020年までに段階的に施設の拡充も予定しているそう。
メーカー、既存企業、スタートアップ、アーティストなど様々な領域の人たちを繋げ、コラボレーション・学び・成長するための環境を提供することを目的としてます。
施設と料金
施設に入るとすぐ受付がありました。入り口のところに犬の餌箱があったので、犬もいるのかな…。オランダのWeWorkにはいたけど…。
私は今日だけの利用なので1dayパスを購入しました。15ユーロ(約2000円)です。日本でもコワーキングスペースを1日使うとだいたいこれくらいの値段でしょうか。
美味しい無料コーヒー、快適なWifiがあります。お会計をしたら、受付の方が簡単に施設を案内してくれました。
コワーキングで利用したい人が使えるのはランチスペースとワークスペース。ランチスペースでは、6ユーロくらいでビュッフェも食べられるようです。
ワークスペースは、一つ一つ区切られたデスクスペースがある上に、デスクが可動式で立って仕事することもできます!
有料のコワーキングスペースは、日本とオランダのWeWorkくらいしか使ったことなかったのですが、区切られたデスクがある場所は初めてでした。かなり静かで仕事に集中できます。
ランチスペースはオープンスペースになっててみんなおしゃべりしてます。なので、”作業”と”コミュニケーション”の場所を明確に分けているのだと思います。
なぜドュッセルドルフ?
デュッセルドルフにコワーキングスペースを作った理由は、経済の中心地だからだそうです。
事前にデュッセルドルフについて調べたのですが、この街は国際的な商業都市。経済的にも人口的にも特に発展したバナナ型の地域「ブルーバナナ」に位置しています。数多くの見本市が開催され、日本企業の進出も盛ん。約5,000社の外国企業のうち約600社は日本企業と10%を占めています。
『マーサー 2018年世界生活環境調査(Quality of Living Survey)‐都市ランキング』では世界6位に選出されているので、住みやすく多くの人が集まるのだと思います。ちなみに、このランキングで東京は50位でした。
さらに、デュッセルドルフは経済的な中心としてだけではなく、芸術、文化面でも有名。FACTORY CAMPUS(ファクトリー・キャンパス)の施設案内にも、利用メンバーにフリーランスや起業家、オフィスワーカーだけではなくアーティストやクリエイターが挙がっています。
オランダでもそうでしたが、コワーキングスペースの醍醐味はメンバー同士の繋がり。専用のSNSを持っているところもありますし、FACTORY CAMPUS(ファクトリー・キャンパス)はメンバー同士を繋げるのにSlackを使っているそう。
定期的にイベントも開催されており、コミュニティとして大きな役割を果たしています。
利用者同士、気軽に自分のサービスやプロダクトのレビューをお願いしたり、ランチを食べながら仕事の話をしてコラボレーションしているそう。メンバーになるとプロジェクトスペースも使えます。
カフェや自宅だと、ただの作業になってしまいますが、「何かを生み出す」ために設計されたスペースで仕事をすると集中力も全然違います。早朝にアムステルダムを出て、ホテルに荷物を置いて直行しましたが、かなり集中できました。デュッセルドルフでコワーキングスペースを探している方はぜひ利用してみてはいかがでしょう。