7月16日(日)、熱海にて開催された菖蒲稽古会に参加してきました。ずっと行ってみたいなーと思ってたのですが、ちょうどヨーロッパで知り合った梶谷彪雅さんも来るとのことでしたので、防具を持って参加しました。
日本のど真ん中の夏って久しぶり。昨年もその前も、なんだかんだオランダにいたんですよね。
熱海の駅に降りたときに、とにかく暑くて、空が青くて、めちゃくちゃ気持ちよかったです。電車に揺られながら、日本の夏をたのしみ尽くしてやるぜという気持ちが込み上げてきました。
稽古会には300人以上の人が参加。法人や組織でもこれだけの人数を集めることは簡単ではないはずです。小学生・中学生・高校生・一般など本当に様々な年代が参加していました。
稽古会の最初に主催者のあやめさんから「大切なルールの説明」があって、稽古中に過度な指導や呼び出しての説教、執拗に壁に追い込むなどの行為は禁止です、とお話がありました。主催者側からこういう風にスタンスを明確に示してもらえると、参加者は自分のペースで稽古に取り組めて、前向きに課題研究ができるのではと思いました。
「強くなる」剣道教室では、「テクニック的なことを教えて変な癖をつけても良くないから…」と松尾選手が前置きした上で、松尾選手と梶谷選手が「どうやったら強くなるか」、彼らの「考え方」を話してくれました。質疑応答の時間も長く、みなさん熱心に質問していて、強くなりたい、上手くなりたいって気持ちを持った人たちが集まってきているんだろうなぁと思いました。
他にも、人数が集まらなくて充分な稽古ができない学生さん、稽古場所を探している社会人など、いろんなバックグラウンドの方がきていて、普及の観点でとても意義のあるイベントじゃないかなぁなんて個人的に思いました。
私は最近、月に2回稽古できるかできないかの稽古頻度なので、色々な人と地稽古できてとても勉強になりました。いつもと違う人と稽古すると、考える良いきっかけになります。
また、梶谷さんも松尾さんも、本当に真剣に剣道やってきたんだなと。こんなに努力している人がいるんだ、とたくさん刺激をいただきました。
「あいつがこれだけやってるなら、おれはもっとやってやる」「絶対に負けたくない」って、字面で読むだけだとすごくシンプルな言葉なんですけど、心の底から思ってる人の口から発せられると、言葉に何かエネルギーが乗ってるように感じます。それが耳から入って、脳に届いて、人の行動とか思考を変えていくんだなぁなんて。
あやめさんをはじめ、企画をしてくださった皆さん、お疲れ様でした。どうもありがとうございます!