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剣道

わたしたちにできること


先ほど、日経新聞メールレターで「首相、過去最大の緊急経済対策 個人・企業に現金給付」を読みました。個人・企業向けに現金給付というのも気になりますが、「リーマン・ショックを上回るかつてない規模」や事態の収束に関して「答えられる首脳は誰もいない。私もだ。この戦いは長期戦を覚悟する必要がある」の部分に目がいきました。

リーマンショックも大きな衝撃でしたが、世界規模の危機は自分が生まれてから初めての経験です。いま日本は、感染拡大を防ぐためにさらなる正念場を迎えていると聞きました。全剣連も「緊急提言『今が正念場』新型コロナウイルス感染症」で一人一人の自粛を呼びかけています。

欧州にウイルスが広がるまで

1月半ばから2月頭にかけて日本に一時帰国をしました。その頃はまだ「新型ウイルスが中国で猛威をふるっている」くらいの報道だったと記憶しています。オランダに帰国後、日本でコロナウイルスが広がり始めました。「拡大感染を防ぐために重要な局面」と報じられているのをネットのニュースで見たのをよく覚えています。オランダの知人が仕事で日本に滞在し講演を予定していたのですが、中止になってました。

この頃はまだヨーロッパにはコロナは広がっていなくて、街中で「ヘイチャイニーズコロナ」とからかわれたこともありました。こういったからかいや、差別発言には全面戦争モードで対応しようと思っていたので、やり返しました。

ヨーロッパも厳しい状況に

オランダでは、3月に入ってから状況が急変しました。3月14日に大きな剣道大会の予定がオランダ国内であり、4月にはヨーロッパ最大の大会EKCが予定されていましたが、WHOがパンデミック宣言をしてから、全ての大会が中止になりました。オランダ政府の対応も、オランダ剣道連盟の対応も早かったと個人的に感じます。オランダ剣道連盟は、政府が自粛要請をしてから2時間後にFacebookページに剣道連盟の会長さんが今後の方針をポストしていました。

オランダの現在の状況

これは3月23日のオランダのニュースサイトのツイートです。政府の会見をライブ中継し、リアルタイムで内容を英語でツイートしてくれていました。

この中継以降、オランダは準ロックダウン状態になりました。3人以上での外出や集まりが禁止され、違反すると個人も企業も罰金が課されます。また、1.5m以上他人と距離を取ることが推奨されており、スーパーでも入店時に人と距離を取り、カートは毎回消毒されています。自動レジには区切りができました。

私の仕事はあまり影響を受けていませんが、入居しているシェアオフィスは、イベントは全てキャンセルになりました。知り合いの中小企業経営者・個人事業主たちは大打撃を受けています。入居企業たちもオフィスに来ません。これが5月末まで続くなんて…。アムステルダム市内に何度か顔を出したのですが(シェアオフィスの鍵を無くしたので新しいのを取りに行きました)普段観光客で賑わってるアムステルダムに人がいなくて、静まり返ってて、怖かったです。

剣道も少なくとも6月までできません。こんなにも長い間、公的に剣道が禁止されたことは生まれて初めてです。

自分の状況

私の今の仕事はライターなのですが、今のところ影響は受けてないです。でも今後どうなるかわかりません。リモートワークはオランダに来てからずっと続けているので、この点でも大きな変化はありませんが、今まで使ってたシェアオフィスに行けなくなったこと、剣道ができなくなったことは大きな変化です。これから地味にメンタル面で影響してくるのではと思っています。

少なくとも、オランダに来てからずっとお世話になっていたシェアオフィスや他の入居企業が打撃を受けていることについて、心が痛いです…。それについて自分が何もできないのも、もどかしいです。

わたしたちにできること

できることはわずかですが、わたしたちが今オランダで実践している「できること」をまとめます。「こんなこともできるよ!」とあったらぜひ教えてください。

Stay home

まず何より、家にいること。これはウイルスの拡大を防ぐということもありますが、医療の現場で必要なものが不足するのを防ぐ意味もあります。医療従事者の方から教えてもらったのですが、マスクも消毒薬も防護服も、今の在庫が無くなれば、どうなるかわからない状態だそうです。遊びに行くため、趣味を続けるために、それらを買うのはやめてほしいと…。

自粛が続くと、精神的にも滅入ってしまいます。でも、外出して自分の楽しみを優先したことで困る人がいると想像力を働かす必要があります。私は事態が収束するまで稽古はすべきではないと思っています。

また、稽古できないことを「稽古難民」「剣道難民」と表現している場面を見かけます。「カフェ難民」「WiFi難民」なども見かけますが、特にメディア関係の方は「難民」という言葉を軽々しく使うべきではないです。

医療従事者の方々へ感謝を

オランダではコロナに立ち向かっている人たちに賞賛の拍手をする取り組みがありました。夜20時に一斉に窓を開けて、拍手をしました!他の国でも同様の取り組みをしていると思います。

飲食店はテイクアウト利用、予約購入を

飲食店の営業ができなくなってしまったため、テイクアウトでサービスを提供している会社も多いです。また、予約購入のチケットを提供している飲食店も。私も知り合いのお店で予約購入をしました。

例えば、「Voucher Me」はオランダ国内で使える予約購入のサービスです。今は営業できない業種をチケット購入でサポートできます。

オンラインサイトの利用を

実店舗を訪問できない場合、オンラインショッピングを利用しましょう。

剣道家の方々に呼びかけたいのですが、行きつけの防具屋さんにもしオンライン購入の機能があれば(なかったとしても)、何か買い物をすることでサポートをしませんか?今回の危機で、小売業も大打撃を受けているはずです。私たちが剣道を楽しめるのは、防具屋さんたちが安全な防具と竹刀を提供してくれるからです。何かを購入することが、少なからず助けになるはずです。

ちいさな楽しみを大切に

最後は、日常のちいさな楽しみを大切にすること。自宅にいる時間が増えると、家族以外の人たちとのつながりが希薄になります。家族のことはこれまで以上に大切に、そして友人たちとはインターネットを介してつながれます。

E-BOGUの有賀先生が「Kendo @ Home」というコミュニティーを作ってくださっています。オープンコミュニティで世界中の誰でも参加可能です。

上記のようにsuburi challengeと題して動画を組み合わせたポストも見かけました。インスタグラムでは「自分のベストトーナメントポスト」とタグを作って、バトン形式で写真がポストされてます。こういうのを見てると、SOUR ‘日々の音色 (Hibi no neiro)’を思い浮かべます。

自宅でできる代表的な運動は素振りやランニングですが、百秀武道具店の宇賀店長がなんと素振りアプリを自作しています。YouTubeの編集能力も天才的ですがまさかアプリまで自作してしまうなんて…リスペクトが止まらない!

プリントアウトして利用できる素振りカレンダーもあります(これ英訳してヨーロッパで使わせてもらえないかな…)。細かい気遣いが所々に散りばめられていて、剣道と子供達が大好きなんだろうなぁと感じます。素晴らしすぎる!

まとめ

これから、世界中でどの国も自粛が続き、長く苦しい我慢の期間が訪れる可能性が高いです。でも、その状況に負けずに、ひとりひとりができることを考え、助け合う事が大事なはずです。オランダのVodafoneは電波の表示が変わりました!「#StayConnected」の表示になってて粋だなぁと感じます。

私は、何か少しでもプラスになればと思い記事を書きました!どんな小さな取り組みでも今は大事だと思います。みんなで頑張りましょう^^


まり子 佐藤

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。

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