「逃げ癖」は、何から逃げているのか?

『剣道時代』8月号で、戸塚道場の槌田先生がこんなことを書かれていました。子どもが剣道をやめたい、と言い出した場合にどうするか、という話です。

仮に、子供が野球をやりたいから辞めるとなった場合、野球での目標とその実現期日を聞きます。例えば、「6年生になったら、4番バッターで大会に出る」という目標と期日だったとした場合、私から「では、その目標と期日が守れなかった場合は、道場に戻ってくるという条件でいいか?」と聞きます。

『剣道時代』2023年8月号

さらに補足のブログがありました。

現実は、大体・・・「うっ・・・」ってなります(^^♪
何故ならば、会社でも何でもそう・・・辞める理由は今の環境が嫌だからです・・・彼氏、彼女を別れる理由は、嫌いになったからです((+_+)) よく、「好きだけど別れる」・・・あれ、ウソね!!(^^♪ 
先鋒は、「嫌だから」から始まり、次鋒は嫌だからの理由をみつけて、更なる理由を中堅にまわす???(^^)
だから、辞めてもいいけど、それなりに腹をくくって欲しいのです・・・

翔き錬成会『梶谷さん、補足ね^ ^

戸塚道場の稽古と錬成会に何度か参加させていただいたことがあるのですが、大人も子供も、みんな本当に剣道に真剣に取り組まれているなと感じました。

人によっては、「色々な習い事を体験させて、合うものを探す」という人もいるでしょう。だから「合わないな」と思った時にサッとやめることも全然アリだとは思うのですが、戸塚道場の場合は、もともと本気で剣道をやろうという人たちが集まって真剣に取り組んできて、先生も本気で子どもに向き合っています。だからこそ、「あなたが本当にしたいことは、何?」と、最後まで真剣勝負で言葉のボールを投げ合うのだなと読んでて感じました。

嫌々でやっても面白くもないし、上手にならないでしょ・・・
でもね・・・その子が社会に出た時に、辞め癖がついた状態で会社に入ったりすると、何かあると辞める思考になると思うのです・・・
働いて、お金をもらう・・・何にもなくて、平和に終わる・・・そんな事がある訳がないのです・・・お金が動くという事は、上下関係が出て来る・・・うまく取り計らうスキルも必要・・・時には自分を押し殺して、悔しい想いもするでしょう!その対価が給料な訳で・・・・
自分が知っている世界が、この子にも将来やってくる・・・であれば、可能な限り教える・・・それを剣道を通じて教えて行くから、伝わる可能性が高くなる・・・優しい学校の先生や、塾の先生が語りかけても聞き流すかな・・・私なら・・・思春期なら、うっとうしいとさえも思ってしまうかも・・・
でも、ちょっとおかっない人が、真剣に訴えたら・・・少しは響く可能性が高くなるかなと・・・

翔き錬成会『梶谷さん、補足ね^ ^

読んでいて、槌田先生は本当に素晴らしい先生…と感じました。ここまで子どものことを真剣に考えてくださる大人って、なかなかいません。

そして、この文章を読んでからずっと頭の中で、「辞め癖」「逃げ癖」ってなんだろう?と考えていました。

  • 上司にパワハラやセクハラをされるから、会社が嫌だ。やめたい。
  • 稽古が苦しいし、先輩が怖いから、部活をやめたい。
  • 勉強が面白くないから、塾をやめたい。

パワハラを我慢し続けたら、もしかしたら心を病んでしまうかもしれません。先輩が理不尽に怖いのならば、競技を嫌いになる前に環境を変えた方がいいかもしれない。塾よりも、面白い学びが世界にはたくさんあるし、もっといい先生が他にいるかもしれない。

だから、私は別にやめてもいいと思うんですけど、何かをやめるということは、何かを始めるのと同じくらい、いや、それ以上の覚悟が必要だと思います。私は少し前に、あるクライアントとの取引をやめたのですが、やめるまでにめちゃくちゃ悩んだし、自分の大切な人間関係に少なからず影響が出るだろうなと腹を括りました。自分にとって「選択」を強く意識した出来事だったと思っています。

小さい子どもの場合はわからないかもしれませんが、私は絶対に怠けてはいけないことが一つだけあると思っていて、それは、自分と対話することです。何かを始める時も、やめるときも、何もない時も。生まれてから死ぬまで、一番付き合いの長い自分の気持ちにちゃんと向き合って、自分は何をしたいのか?どうやって生きていきたいのか?どうすれば心地よいのか?どんな環境が向いていないのか?そういうことを、怠けず考え続けることが大事だと思います。

だから、一番逃げちゃいけないのは、自分の心の声を聞くことだと思います。自分で選んで、決めて、進んでいくのって、すごく難しくて怖いことなんですけどね。でも、一番面白いことでもあると思うんです。

自分の選択が、短期では「よかった」と思えるかもしれないし、10年経って振り返ったらまた違う印象になるかもしれません。でも、たとえその選択が悪手だったとしても、私は絶対後悔したくないし、その場その場で最善の選択をしたいです。

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横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。