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オランダ日記

あまり語られない、オランダ移住のデメリット


オランダに来てから2年が経ちました!時間が経つのは早いです。
友達もできて仕事も頑張ってて、毎日楽しく過ごしてます。
少し前まで日本に帰ることも考えてたのですが、再考してオランダに残ることにしました。
オランダに残るということは、ビザを更新するということで、少なくともあと数年はオランダで過ごすと思います。

この2年で楽しいこともたくさんあったのですが、大変なこともけっこうありました。ネットで色々情報を探しても、海外移住の悪い側面に関する実際の声はあまり聞きません。多分、みんなひっそり日本に帰ったり失敗を語らないからでしょうか…。
なので、自分なりに感じたことをこちらの記事でまとめていきたいと思います。

まずは仕事!

ビザ取得の第一歩は仕事です。たまに仕事のプランが何もないのに移住しようとしている人がいますが、本当にお勧めできません。
これは日本でフリーランスになる場合も同じです。ノープランでもうまくいくのは、元々のスキルやコミュニケーション力がズバ抜けて高い人か、相当の覚悟を持った人です。

ライター業などリモートでも仕事はできるんですけど、やはり日本でやるリモートワークとは勝手が違います。
異国の地で仕事の管理も生活のあれこれも全部自分1人でやらないといけない上に、下手すると一日中部屋にこもって仕事するので、気持ちも塞ぎがちになります。
日本のお客さんがオランダの銀行に送金してくれるかなど、取引先にもちょっと面倒なことをお願いすることになります。
しかも時差が最大8時間あるので、クイックレスポンスが難しい場合もあります。

日本のお客さんに頼るのではなく、現地でも果敢に顧客開拓する元気が必要かもしれません。
私もけっこう活発な方ですが、周りの日本人フリーランスを見るとそのバイタリティとコミュニケーション力、自力で切り開く力に圧倒されます。

現地の人間関係

移住というと、外国での華やかなイメージがあるかもしれませんが、異国で一から人間関係を構築するのはかなり大変です。
私の場合は、剣道があったので比較的馴染みやすかったのですが、それでも「ようやく仲間になれた」と思うまでは2年かかりました。
美容師やネイリストさんなど、toCの仕事の場合は現地でも知り合いができやすいかもしれませんが、事務系やマーケティング系の仕事で、自分1人でやっている場合は、自分でバリバリ友達を作っていくアクティブさが必要だと思います。

また、現地で人間関係のトラブルが起きる可能性もゼロではありません。「これってただの意地悪?嫌がらせ?それとも文化の違い…?」と当惑するようなことも起こるでしょう。相談する人を間違えてトラブルがさらに炎上する可能性もあります。国ごとに必ず日本人コミュニティというものもあるのですが、受け入れてもらえるかもわかりません。「自分は一人でいい」と思う人もいるかもしれませんが、やっぱり人とのつながりって、すごく大事なものだと思います。

「世界中を旅しながら暮らせたりしたら素敵だなぁ〜」なんて学生の頃は憧れてたのですが、実際海外に住んでみて、私はもうオランダでお腹いっぱいになりました。私にとって、人間関係は生命線のようなもので、友達や仕事仲間がいるから、自分は生きていられると思います。もしずっと移動し続ける人生であれば、深い人間関係は築けません。ある場所に根を張って暮らさないと、その国の人や文化はわからないのではとも思います。

教育移住のこと

まだ会ったことはないのですが、なかにはお子さんにオランダの教育を受けさせるためにオランダに移住する方もいるようです。
オランダの教育って、子供の自主性を重んじていて素晴らしい!という記事もよく見かけます。でも、移住してきたもののオランダの学校に馴染めない…という子もいるそうです。

剣道でオランダ人の小・中学生とも話す機会があるのですが、小学校の低学年だとまだ英語も話せないので、こちらがオランダ語話せないと授業についていくのは厳しいかと思います。

日本人の駐在員のお子さんやハーフの子なんかは、「補習校」というのに通って勉強しているのですが、補習校で日本語が話せる子に「うちの子を助けてあげてね」とお願いする移住組の家族もいるとか…。

病気とかメンタルケア

日本の外で病気にかかると本当に不安になります。私、健康優良児で今まで病気とは無縁だったのですが、オランダに来て一ヶ月後に腎盂腎炎にかかって地獄を見ました。知り合いがいないとほんと不安になります。

でも、それよりもやばかったのが冬場のメンタルです。オランダは夏は朝6時ごろから明るくなって夜22時ごろまで日が出てるのですが、冬は日照時間がとても短いです。みんなイライラするし、けっこうメンタルやられてるオランダ人もいます。オランダ人は子供の幸福度NO.1と言われていますが、大人はわかりません!!!休職している人も5人に1人の割合とのことです。

なので、どんなに心身ともに丈夫な人でもメンタルやられる可能性あると覚悟して対策することをお勧めします。下記の『海外生活をするのであれば、必ずメンタルケアを』という記事もぜひ読んでみてください。

海外生活をするのであれば、必ずメンタルケアを

想像以上に、進捗が遅い

自分が思う以上に、物事が前に進まないこともあります。日本にいた時は、社会人経験も10年以上あり、言葉の不自由もなかったのですいすい物事が進んだのですが、オランダの私はろくに検索もできない情報弱者です。

生活のちょっとした確認にも時間がかかるし、進捗の遅さに絶望することがあります。

いいところもたくさんある

大変な反面、いいところもたくさんあります。オランダは街も自然も整っていて綺麗で、ご飯も美味しいです。羊やヤギ、野うさぎに野良ハリネズミ、散歩している猫たちもいるので動物好きであればなお楽しいかも。移動式のパン屋が家の前にやってきて朝から美味しいパンも食べれます。

オランダの人たちの、干渉しすぎず、かといって冷たすぎない気質も私はすごく気に入ってます。オランダに来てから剣道もさらに楽しくなりました。著名な先生方がセミナーでヨーロッパに来るので、日本にいたら会う機会すらなかった先生に稽古をつけていただけることもあります。
仕事も少しずつ前に進んでて、新しいことにも取り組めています。日本にいた時より家族と過ごす時間もなぜか増えました。日本滞在=実家滞在だからかもしれません。

まとめ

オランダ移住のデメリットについて簡単にまとめました。この記事を読んで、自分も海外移住してこんな大変なことがあったよとか、質問があったらぜひコメントしていただけると嬉しいです。


まり子 佐藤

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。

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2 COMMENTS

  • まる

    同じくオランダ在住です。ネガティブなところを書かれている記事はあまり目にしないですが、実は非常に大事なポイントだと思います。日本人とは国民性にしろ、意思疎通の方法にしろ、真逆な感じですよね。佐藤さんは現地人との交流手段として剣道があった、というのはとてもラッキーだと思います。私は日本で事務職をしていて、結婚でこちらに来て、仕事はなんとかなると思っていましたが、無償ボランティアでも地元大学のディプロマを要求されてまったく相手にされない経験を繰り返し、配達等のバイト(嫌いではなかったです)を経て、在宅の仕事を見つけるまでに10年近くかかりました。ただ、記事にもあるように家に籠もりっきりなのでよくないなあと思います。別の記事もこれから読ませていただきますね!

    • mariko
      AUTHOR

      まるさん
      コメントいただきありがとうございます!ボランティアでもディプロマが必要なんですね。こっちにきてから驚いたのは、大学に対する認識の違いです。オランダではディプロマ持っているかどうか非常に重視されますよね。
      今は在宅のお仕事をなさっているんですね!^^ 在宅仲間ですね。私は最近アムステルダム市内にオフィスレンタルをしましたが、たまに家で仕事してます。今後ともよろしくお願いします!

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