熱波がやってきた、西暦1500年以降で最も暑いオランダの夏2019

昨年に引き続き、今年もヒートウェーブ(熱波)がオランダにやってきました。ドイツ・フランスも猛暑で、日本のニュースにもその様子が報じられたほどです。7月24日の報道によると、ベルギー、ドイツ、オランダの3か国での国内最高気温記録が更新。Yahooニュースの『ドイツ・ベルギー・オランダで観測史上最高気温 今ヨーロッパで起きていること』によると、西暦1500年以降で最も暑い上位5位の年は、2002、2003、2010、2016、2018年。今年はここ500年で一番暑かったそうです。ムール貝が干上がったり原子力発電所が停止したり、色々大変だったみたいですが、市民レベルで感じた影響についてまとめます。

クーラーがない!

今年も暑かったですが、2018年の夏も非常に暑くて大変でした。例年、夏の気温は高くても20-22度なので、家庭にもお店にも冷房器具が必要ないそう。いきなり暑くなったので扇風機が売り切れ、入手困難という話も聞きました。

昨年私が住んでいた家にもクーラーがなく、扇風機でしのいでいたものの、耐えきれなくなって外出。街に出れば飲食店や電車ではクーラーがきいてるだろうと思って出かけたのに、お店もクーラーがないので結局暑いという残念な経験をしました。

飲食店のなかには、「暑すぎるので今日は休業します」という張り紙もありました。「暑いから仕事しないってすごいな」と思ったのですが、クーラーや冷房器具がないので、食べ物が傷んじゃうんですよね。ただ単に労働意欲が湧かなかったという可能性も否めませんが…。

棚の上に「全品2.5ユーロです!」と書いてあります

今年は、熱波がくる前日(やや暑い日)の昼過ぎ、行きつけのカフェのケーキやタルトが全品2.5ユーロに値下げされていました。「気温が上がるのでお菓子が傷むから」という理由です。ここのお菓子、すごく美味しくて「熱波期間中は全品2.5ユーロか…」と思ってたのですが、いざ熱波が来たらなぜか値下げせず、友達も「こんなに暑い今日値下げしなくていつ値下げするの?!」と驚いてました。なぜあの日だけ値下げされてたのか謎です。

アイスコーヒーが売り切れ

普段涼しいオランダでは、暑い日の夏以外にアイスコーヒーのメニューを見かけません。
驚いたのは、昨年アムステルダム中央駅のスタバでアイスコーヒーを注文しようとしたら「氷がないからもう作れない」と言われたことです。本当にこんな熱波想像してなかったんだろうなぁと思いました。

オランダでコーヒーを頼むときは、iced coffeeかcold brewと言います。こっちにきて初めて知ったのですが、cold brewは水出しコーヒーのことみたいです。まろやかで、すごく美味しいです!

環境に配慮しているカフェでは紙ストローを使うところも。↑の写真は、紙ストローです。

火事が起こりやすくなった

乾燥している上に暑いので、火事も例年より増えたと聞きました。私たちが普段剣道をしているホールも火事になりました…。

まとめ

他にも、気温の上昇からダニが増え、eikenprocessierupsとかいう謎の毛虫も大量発生して、近所の森林公園には出入りしないように、との通達もありました。毛虫の「毛」が飛んできて、それが皮膚に刺さるとかぶれちゃうらしいです。本当やだ…。

熱波はすっかり過ぎ去り、涼しい毎日がやってきました。ちょっと寒いくらいです。今年は1日だけ友達と一緒にプールに行ったのですが、もう一回くらい行きたかったなー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

横浜出身、オランダ在住のフリーライター&Webディレクター。ジャンルを問わないSEOライティングが得意です。ディレクションはLP・採用サイト・企業サイト・オウンドメディア、何でもやります。お仕事のご依頼は[marikoアット1design.jp]もしくはTwitterへ。[ID mariko_cabin442] 最近、剣道五段に受かりました。旅行と読書と寝ることと、漫画が好きです。細かいことを気にしない性格です。