今日から不定期で「フリーランスになるには in Japan」シリーズを始めます。自分の体験談も交えたハウツー記事です。これからフリーランスになりたい方、独立したい方の参考になれば嬉しいです。
私は今年でフリーランス歴5年目に突入したのですが、最初は事業の形態を法人にすべきか、個人事業主にするかで悩みました。個人事業主にするか法人にするかで提出する届出や登録費用等も異なりますので、ご自身の状況に合わせて選ぶ必要があります。
フリーランスは個人事業主?それとも法人?
フリーランスとは、特定の企業や団体・組織に所属せず、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人のことを指します。
なので、個人で副業として仕事を受けている会社員もフリーランスですし、会社をやめて個人事業主として自分の事業を持つ人もフリーランスです。さらにいうと、法人として会社を持っていてフリーランスを名乗る人もいます。
フリーランスになる場合は、まず個人事業主か法人かを選ぶ必要があります。厳密には他にも事業形態はあるのですが、私はこの二つで迷い、最終的に個人事業主として独立することにしました。
個人事業主を選んだ理由
私が独立を考えていたころ、中高の友人も株式会社を作っていました。「株式会社のメリットは信用面。個人事業主でやるよりも法人の方が信頼してもらえる。デメリットは初期費用が個人事業主よりもかかる点」と言われたことをよく覚えています。
「まずは本を読んで、それから決めてみたら?一冊本読むとよくわかっていいよ!」と教えてもらい、下記のような大型本を見せてもらいました。
『ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 会社設立のしかたががよくわかる本』
Kindle 価格:¥ 480
ちなみに、何年か前の記事ですが、この記事すごく面白いのでおすすめです。会社設立を考えている人は読んでみてください。ライターのヨッピーさんが、素朴な疑問を行政書士さんに面白おかしくぶつけたり、実際に会社設立する様子を記事にしています。私はこの記事を読んで、会社設立freeeで途中まで設立手続きを進めました。
友達の意見を聞いて「もともと、いつか会社を作ることが夢だったし、株式会社として始めてしまってもいいかな」と思っていたのですが、「売上高が1000万円を超える場合、個人事業も株式会社も最初の2年消費税の納税が免除される」と聞いて、「個人事業主から始めて法人化すれば、最大4年消費税の納税が免除されるのか」と、個人事業主をとりあえず2年やることにしました。課税売上高が1,000万円を超えた年にすぐ消費税を納める義務が生じるのではなく、その2年後から納税義務が発生します。
ちなみにいまは、オランダでフリーランスの登録をして事業設立しているので、日本の個人事業として商売をしていないです。
個人的に、個人事業主として仕事をしてきても信用面で何か困ることはなかったです。
ただ、会社勤めをしていた時に、個人事業主と仕事をする際に社内手続きが面倒になる、ということもあったので、取引先によっては信用面で困ることももしかしたらあるかもしれません。
良かったのは個人事業開業の手続きが法人設立に比べると煩雑ではなさそうなことと、開業に関する初期費用がゼロであることです。
自分の事業をすぐに持ちたい!という場合は、個人事業として気軽に始めてみてもいいかもしれません。次回は、個人事業を始めるのに必要な届出についてご紹介します。