人から話を聞いて、何かインスパイアされたものがあれば書く。
それは自分にとって学びの小さなアウトプットであり、相手に対して「話を受け取とりましたよ」という小さなサインでもあります。
書籍も同様です。何かを読んで学びがあれば書いて、記録する。
仕事で外国に行ったり、少し遠出をした時も、気づきや見た風景を書く。それはいつの間にか流れて消えていってしまうものだから。記録しておくと、何か記事を書くときに役立つこともあるし、数年後に読み返して、「あの時はこんな風景で、こんなことを考えていたのか」と振り返ることもできます。
そんなにたいした書き手ではないけれど、文章を書いてお金をもらう、ということが仕事の一部でもあったので、必要な基礎トレーニングのような気持ちでブログや記事、SNSの投稿を書いてきました。
フリーランスになりたての頃は、「書くこと」が推奨もされていました。発信することで、何かしら仕事につながる、という風潮だったのです。思いがけない人と出会ったり、オンラインでしか聞けない本音を語り合えたこともありました。そんな側面のあるインターネットは、私にとって小さなユートピアだったかもしれません。
が、しかし。SNSがインフラになりつつあり、AIもさらに進化している昨今、発信の仕方も変えていかねばならないのだろうか、と思い始めるようになりました。いや、そういう外部環境はもしかしたら小さなことで、時が経って、脱皮するように発信の仕方…というよりも、表現をもう少し進化させたい、という気持ちが芽生えてきたのかもしれません。
日本にいても、どこの国にいても、日常や道端のちょっとした景色や人との会話から、流れ込んで来るものがあって、自分の心を小さく振るわせます。世界は美しいなぁと感じずにはいられません。
他の人にはそんなふうには見えていないかもしれないし、大袈裟だなぁと言われてしまうかも。それでも、自分にはそう見えたし、世界には美しくあってほしいと思ってしまうのです。その時自分が感じた感情や風景を失いたくない、書き留めておきたい、という欲求もあるかもしれません。
ただ、そんな文章ばかり書いていてもおもしろくないので、ハウツー系の記事も書きます。旅行やオランダ移住の際はよく書いていました。キャリアの始まりはSEOライティングで、検索ボリュームに基づいて組み立てる文章も好き。また、海外で剣道がどのように受け入れられているか、という記事はニーズがあったので、それも定期的に発信するようにしていました。
自分のため、誰かの役に立つため、ニーズがあるから。
この辺りが今までの記事を書く理由だったのですが、もう少し、進化したことをやりたいなぁと思うようになってしまいました。特に海外剣道は、思い入れが深いから色々なことを感じます。つい先日、「あの色々なところに行っている人ね」「外国人と楽しそうにしている人」と言われて「その程度のことしか伝わっていないのか…」と、物凄くショックだったのですが、2019年のブログを読み返したらこんなことが書かれていました。
5月24日(金)から5月26日(日)まで、ヨーロッパ最大の剣道大会、欧州剣道大会(EKC:European Kendo Championships)が開催されました。今回、私は雑誌『剣道時代』のプレスとして参加させていただきました。
ヨーロッパ最大の剣道大会EKC。涙あり笑いあり。試合後のパーティはディスコでした
涙あり笑いあり、感動あり、パーティ、稽古ありの随分楽しい大会でした。日本の皆さんからすると海外の試合ってあんまり興味がないかもしれないのですが、各国の代表になるような選手たちは本当に真剣に日本文化や剣道を学んでいて、性格もいいしユーモアある人も多くて、すごく楽しい場です。海外剣道の面白さが少しでも伝わればと、自分なりにレポートを書いてみたいと思います。
あれ…目的達成されてるじゃん…。自分で「楽しい」「面白さを伝えたい」と書いてるので、「外国人と楽しそうにしている人」という評価である意味、合っているのでは…。
この頃から、もう7年も経ってしまって、見聞きした風景や体験が全く変わってしまったのでしょう。私自身が変化したから、きっともう、「楽しい」が伝わるだけでは物足りなくなってしまったんです。
映画というものをそんなに観る機会がないので、私なりの「映画」に対するイメージなのですが、これからは映画みたいな表現をしたい、と考えています。伝えたいことやテーマは大前提としてあると思うのですが、映画のさまざまなシーンの中から、人それぞれ感じること・気になって心に残ることが必ずあるはずです。誰かの感情をコントロールしたり、同じ気持ちになってくれなくてもいいから、私が見聞きした風景を、よかったら一緒にみませんか?そして、あなたが感じたことを教えてください、そんな気持ちで、これから発信活動をしていけたらと思っています。家にお招きして、くつろいでもらって一緒に心地よい時間を過ごすような、そんなイメージです。だから、お招きしても大丈夫なように、いろんなことを整えて、発信物をみた後に、気持ちの状態が落ち着いて、創造性が高まるような、そんなものを作っていけたらいいなぁなんて思っています。
やや抽象的な話ですが、久しぶりのブログでした。










